ISW11HT ISW11HTの概要

ISW11HT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/19 08:15 UTC 版)

au HTC EVO WiMAX ISW11HT
(HTI11)

海外向けのEVO 4G 日本向けはSprintのところがau by KDDIに変更される


日本版のEVO WiMAX ホーム画面が日本語化され、アイコン類の配置も海外版とは異なる
キャリア au
製造 HTC
発売日 2011年4月15日
概要
OS Android
2.2 with HTC Sense 1.6 → 2.3.4
CPU Qualcomm
Snapdragon S1
QSD8650 1GHz
(アプリ用・モデム用共用)
音声通信方式 CDMA 1X WIN
CDMA2000 1xMC)
(2GHz/新800MHz)
データ通信方式 CDMA 1X WIN
CDMA2000 1xEV-DO Rev.A
無線LAN
テザリング対応)
*IEEE 802.11b/g/n
+WiMAX
(モバイルWiMAX)
(IEEE 802.16e-2005)
形状 ストレート型
サイズ 約122 × 67 × 12.8 mm
質量 約170 g
連続通話時間 約290分
連続待受時間 約340時間
充電時間 約120分 (AC時)
バッテリー 1500mAh
内部メモリ RAM・512MB
ROM・1GB
外部メモリ microSD
(最大2GB・KDDI公表)
microSDHC
(最大32GB・KDDI公表)
日本語入力 iWnn IME
FeliCa なし
赤外線通信機能 なし
テザリング 無線LAN・USB対応
(3G・Wimax)
Bluetooth あり
(Ver2.1+EDR)[1]
放送受信機能 FM放送
外部接続 microUSB
microHDMI
3.5φイヤホンマイク端子
備考 1. 製造国:
中華民国

2. SAR値:0.613W/kg
メインディスプレイ
方式 タッチパネル対応
TFT液晶
解像度 ワイドVGA
(800×480ドット)
サイズ 4.3インチ
表示色数 約6.5万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約800万画素CMOS
機能 オートフォーカス
サブカメラ
画素数・方式 約130万画素
カラーバリエーション
ブラック
(Black)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要

auとしては初のモバイルWiMAX(IEEE 802.16e-2005)対応スマートフォンである。製造型番はHTI11(エイチティーアイ イチイチ)で、メーカー型番はPC36100で、HTC EVO 4Gの日本ローカライズモデルにあたる。Androidのバージョンは海外向けでのリリース時は2.1で、日本向けには最初から2.2となるが、日本向けでは2.3へのバージョンアップは2011年9月22日午前10時より開始された。

モバイルWiMAXは利用月のみ月525円が加算。ただし、2011年8月まで無料であった。UQ WiMAXのMVNOであり、提供エリアも同一。

auでは初めてテザリングに対応する。テザリングは、モバイルWiMAXと3Gの両方に対応する。2012年1月から、3Gのテザリングは、1か月のパケット通信容量が5GBを超えた場合月末まで通信速度が低下するので、注意が必要となる。モバイルWiMAXにはこの制限はない。なお、3GはWIN HIGH SPEED(下り最高9.3Mbps)に対応せず、Rev.A・Rel.0(下り最高3.1Mbps)に対応している。

対応する周波数帯は、海外の方式に基づく新800MHz(N800MHz)と2GHzのみの対応で、従来からの800MHz(L800MHz)は利用できない。このため、従来の800MHzのみを利用している地域では、通信が不安定になることがあり、エリアは順次改善予定。ただし、2012年7月22日でL800MHzの利用が終了するため、それ以降は他機種でもN800MHzと2GHzでしか通信できなくなる。 また、au ICカードに対応していないため、この機種に機種変更する際は一部のW3xおよびW4xシリーズのau ICカード非対応機種[2]を含むW2xシリーズ以前のCDMA 1X WINシリーズおよびcdmaOneシリーズ、CDMA 1Xシリーズと同様の方法でauショップで手続きする必要がある。このため、au ICカードを登録している他の携帯電話や、スマートフォンに差し替えての利用は事実上不可能となる。

発売の時点では、キャリアメール(@ezweb.ne.jp)の送信、およびau one Marketには対応していなかったが、2011年9月22日公開のソフトウェアアップデートを適用することで、それぞれ対応可能となった[3]。ただし、本アップデートを利用する場合は事前に、2011年6月7日公開分のソフトウェアアップデートを適用する必要がある。Eメールは今までの3Gによる送受信が出来るほか、WiMAXや無線LANを利用しての送受信も可能となる。

なお、前述の9月22日公開分アップデートを適用した場合、搭載OSがAndroid2.3へアップデートされる[4][5]

また、本機はHTC EVO 4Gのローカライズモデルであるが、HTC EVO 4Gにはスパイソフト「Carrier IQ」がインストールされている。「Carrier IQ」はCarrier IQ社の製品で、iPhoneを含む多くのスマートフォンに密かにインストールされており、ユーザーのキー操作や入力文字、キー操作、位置情報、発信着信履歴等、あらゆる情報を収集しスマートフォンメーカーやキャリアに送信するソフトである。米国内では非常に大きな問題になっているが、日本国内では全く問題として扱われていない。

歴史

  • 2011年(平成23年)2月28日 - KDDI、およびHTC NIPPONより公式発表。
  • 2011年4月15日 - 全国にて一斉発売。
  • 2011年6月7日 - Cメール送信対応などのソフトウェアアップデート提供開始。
  • 2011年9月22日 - Eメール(KDDI Eメールアプリ)対応・Android 2.3.4対応などのソフトウェアアップデート提供開始。
  • 2011年10月7日 - アプリケーション等をインストールした際のセキュリティー強化のアップデートを提供開始。[6]
  • 2011年12月20日 - Twitter連携アプリの有効期限切れ対応。
  • 2012年(平成24年)3月13日 - インターネット接続や待受け中に、再起動する場合がある事象の改善。
  • 2011年9月27日 - 災害・避難情報をCメールとして重複受信してしまう不具合の改善。





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