F小隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:27 UTC 版)
「戦場のヴァルキュリアシリーズの登場人物」の記事における「F小隊」の解説
ミネルバ・ウィクトル 声 - 早見沙織 第32機甲レンジャー大隊第2中隊副隊長兼F小隊隊長・中尉。戦車長兼偵察兵、22歳。 エディンバラの陸軍士官学校でのクロードの同期で、首席卒業を目指して訓練と勉強に努力を惜しまずクロードと争うが及ばず、次席で卒業した。以来彼を強くライバル視し、未だに実力が今一歩及ばない事は内心で認めつつもそれを良しとせず、何かにつけてクロードと張り合おうとする。 赤いストレートヘアに眼鏡が特徴、大戦の数ヶ月前にE小隊との合同模擬訓練でF小隊を勝利に導き、それが上層部の目に留まりクロードに先んじて中尉に昇進する。小隊指揮官として指揮権を持ち、第2中隊の副隊長も兼任する。高級将校である父の影響でエリート意識が高く、正々堂々と戦う騎士道精神を重んじている。生真面目で融通が利かないところもあるがF小隊の信頼関係は良好。一兵卒にまで騎士道精神が浸透している。 一方で基本男言葉で感情的になると周りが見えなくなりがちで、特にクロードが絡むと感情的になりやすい。その点ではF小隊の部下の反感を買う事もあり、その度にクリステルがミネルバをなだめている。ぬいぐるみを抱いて寝ていたり、大胆な水着を見つけるや陰で試着してみたりするなど、決して表には出さないが内面はかなり乙女。 ノーザンクロス作戦が瓦解し連邦軍の敗走が始まった矢先、ヴォルツ率いるアオスブルフに強襲され大戦車部隊相手に疲弊の重なった歩兵のみでは勝ち目なくF小隊は壊滅、片腕であるクリステルを失い、直後に遅れて到着したE小隊率いるクロードを激しく叱責する。その後部隊の再編成で生存したF小隊隊員はE小隊に編入され、護衛部隊の指揮権を依頼されるが固辞。クロードに指揮権を推薦 し、勝利の為ならば自らの命をも使う覚悟を決める。その後はクロードの下、偵察兵として奮戦。たまに顔を出すクロードの弱気には鉄拳を浴びせて叱咤する事も。 キグナス作戦を戦い抜いたセンチュリオンは帝都シュヴァルツグラードに突入。突如として発令された停戦協定にクロードは新型爆弾 を使わない事を決めるが、それに納得しないミネルバは艦橋に乱入。帝都を滅ぼすべく起爆レバーに手をかけるが「誰も人を殺す為に戦っていたのではない、平和な故郷を取り戻したくて、ただ笑って暮らしていたくて戦っていた」というクロードの説得に涙し翻意する。停戦後も軍に残り壊滅の汚名返上の為、F小隊の再建に邁進している。新たに配備された戦車には「クリステル号」と名づけた。 ゲーム内では突出したパラメーターと優秀なポテンシャルを誇る偵察兵、8章から使用可能になる。 ロナルド・オールビー 声 - 谷昌樹 戦車長・少尉、20歳。 ミネルバの陸軍士官学校時代の後輩で部下。ミネルバに絶大な信頼を寄せているが一方で「クロードが絡まなければ理想の上司」とも考えている。感情を抑え込む性格のため自分に正直に生きる人間が羨ましい。だがF小隊壊滅時だけは彼も感情を抑えられず悲嘆に暮れた。F小隊壊滅時に遅れてきたE小隊の面々とは最初折が合わず距離を置いていた。だがF小隊隊員たちの死を彼らなりのやり方で弔うカイゲルやライアンと接した事で、自分の為すべき事を思い出す。 ロナルドの駆る戦車・グローリー号は汎用性が高く、戦況に合わせて武装を変更できる。8章より使用可能。 クリステル・ウォード 声 - 斉藤佑圭 偵察兵・伍長、22歳。 ミネルバの部下の一人。右目に片眼鏡を愛用している。しっかり者で社交的、ミネルバに取っては右腕的存在でありよき友人でもある。実は周囲が呆れるほどにミネルバが大好きで、それがあまりクロードを敵視したり、彼女を想い一人で勝手に悶絶するなど、暴走してしまう事も少なくない。E小隊と折り合いが悪く補給物資の食料を奪い合って対立する事もあった。 かつてミネルバの勝利と栄光の為に命を捧げると誓いを立てる。ノーザンクロス作戦からの敗走の折に帝国軍の大戦車部隊の包囲を受け、その誓いを果たす為に奮戦し命を落とす。彼女の死はミネルバの後の戦いに大きな影響を与えた。 ゲーム内ではクリア後に慰霊碑を訪れることで復活可能、優秀な偵察兵として使える。
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