3代目 S5#型とは? わかりやすく解説

3代目 S5#型(1967年 - 1971年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 00:43 UTC 版)

トヨタ・クラウン」の記事における「3代目 S5#型(1967年 - 1971年)」の解説

先代よりも低く長くなったスタイリングは「日本の美」をテーマしたもので、トヨタ自動車工業前年完成させたデザイン・ドームから生まれた最初車種である。この代から、その後歴代クラウンにおいて長年伝統となったペリメーターフレームが初め採用された(ペリメーターフレームはこの直前からGM広く採用した方式である)。これによって床が低くなり、曲面ガラス採用あいまって居住性向上している。また静粛性上策として、遮音材多用をはじめとした各種対策施し広告でも車内静かさ強くアピールした先代をもってマスターラインは廃止され商用車系(バンピックアップ)にもクラウンの名が与えられるうになる。「バン」とステーションワゴンの「カスタム」は共通の車体であったが、内外装装備最終減速比の差の他、バックドアでも差別化図られている。リヤウインドウどちらも昇降式であるが、バックドアバンピックアップ同様の開きであるのに対しカスタムでは右側ヒンジのある横開きとされた。さらに、荷室ジャンプシート(床収納式の補助席)が設けられ、8人乗りとなっている。 グレードM型エンジン搭載車が「クラウンS」、「スーパーデラックス」、「デラックス」、「オーナーデラックス」、「スタンダード」、5Rエンジン搭載車は「オーナースペシャル」、「スタンダード」という構成で、完全に6気筒モデル中心となったスーパーデラックスには電磁式トランクオープナーや完全自動選局式AM/FMラジオ音叉時計、後席専用読書灯、防眩ぼかし入りフロント合わせガラスといった豪華装備のほか、安全装備としてヘッドレスト採用されている。また、新設された「オーナーデラックス」は個人ユーザー層ターゲットとしたグレードで、デラックス準じた内外装装備持ちながら、88万円東京・大店頭渡し)という、当時高級車としては低廉価格設定された。 販売面では、公用車社用車向けと言ったイメージからの脱却を図るべく、クラウン自家用車として使用する個人ユーザー層向けた広告展開が行われる。1965年車体色に関する規制なくなったことを受け、「白いクラウン」のキャッチフレーズと共に洗練された高級感想起させる白をテーマカラーとした「オーナーデラックス」と、クラス初、クラウン初となる2ドアハードトップをイメージリーダーとして訴求するキャンペーン実施された。 1967年9月4日 - 発表1967年9月13日 - 発売。この代よりリアナンバープレート乗用車(後に登場するハードトップ含む)モデルバンパーに、商用車・ステーションワゴンモデルは車体部の位置にくるデザインとなる。 1968年10月 - 個人ユーザー層拡大を図る目的クラス初となる2ドアハードトップを追加角型2灯ヘッドランプスタイリング特徴となったグレードシングルキャブレターM型エンジン搭載した基本グレードの「ハードトップ」、およびツインキャブレターのM-Bエンジン搭載したスポーティーグレードの「ハードトップ SL」という構成で、SL入れ替わる形で「クラウンS」が廃止されるオプションレザートップ装着車設定された。 1969年9月 - マイナーチェンジ内外装変更されたほか、ハードトップにも「スーパーデラックス」が追加されるセダンの「スーパーデラックス」のみ、前席の三角窓廃止された。 3代目生産終了前月までの新車登録台数累計277641台。 ピックアップ1967年型) 救急車1969年型) セダン スーパーデラックス リヤ1969年型) 2ドアハードトップ(1969年型)

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