3代目 RL3型(2005 - 2010年)
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「ホンダ・ラグレイト」の記事における「3代目 RL3型(2005 - 2010年)」の解説
2005年にモデルチェンジを実施した。グレードは「LX」、「EX」、「EX-L」、「Touring」の4つが設定された。 ボディサイズは全幅が38mm大きくなり、重量も増加したが、全長と室内空間は先代とほとんど変わらない。ボディ設計には2005年シビックから用いているACE(Advanced Compatibility Engineering)ボディデザインを取り入れ、サイドカーテンエアバッグやスタビリティコントロールを全モデルに搭載している。後部ドアウィンドウはサンシェードが内蔵されている。3列目のマジックシートは6対4に分割するデザインに変更され収納しやすくなった。その他デュアルグローブボックスや、先代ではスペアタイヤが入っていたスペースを利用した床下の回転収納が採用された。シフトレバーの配置はコラムシフトからインパネシフトに変更された。 エンジンは255hpに向上し(SAEの新ガイドラインにより2006年モデルでは244hp SAE net)、「EX-L」と「Touring」のエンジンにはVCMが採用された。2005年モデルのEPA燃費評価は、VCM採用車が20/28mpg(City/Highway)で、VCM非搭載の「LX」、「EX」は18/26mpgである。EPAの2007年新基準では、VCM搭載車が17/24mpg、VCM非搭載車は16/23mpgとなっている。 i-VES(iN-Vehicle Entertaintment System)に変わってDVDベースの「リアエンターテイメントシステム」となった。「Touring」にはパワーテールゲートやがミシュランのランフラットPAXタイヤが装備されており、パンクしても125mile(201km)を走行できる。しかし、PAXタイヤの扱いには特別な設備や訓練が必要であり、入手性や価格、耐久性の問題もあり、2008年モデルではオプション設定に変更となった。 「EX」以上には「Plus-One」と呼ばれる補助席が2列目に用意されており、取り外しができる。 2008年、フェイスリフトが行われ、全モデルアクティブヘッドレスト、昼間点灯、デジタルオーディオプレーヤーポートが装備された。フロントグリルはアコードに似たデザインとなり、テールランプも変更された。これまではカーナビゲーション搭載車のみだったリアビューカメラが、ナビゲーション非搭載の「EX-L」にも用意され、インナーリアビューミラー内にモニターが内蔵された。「Touring」ではBluetoothがフルサポートされた。 2008年、2009年と2年連続でアメリカでのベストセラーミニバンとなっている。アメリカのコンシューマー・レポート誌でも、アメリカで販売されるミニバンの中で最もFun-to-driveな車であるとされた。 後期型
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