3代目 S110型(1979年 - 1983年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:19 UTC 版)
「日産・シルビア」の記事における「3代目 S110型(1979年 - 1983年)」の解説
1979年(昭和54年)3月発売。プラットフォームはB310型系サニーやA10型系バイオレットと共通。ボディタイプはハードトップと呼ばれたノッチバッククーペに加え、同年8月にハッチを持つ3ドアファストバックが追加された。なお3ドアファストバックには大型バンパーおよび日本初のフロントシングルアームワイパーが全てのグレードに標準装備されていた。 角型4灯式ヘッドランプやセンターピラーレス・ボディ(ハードトップのみ)等当時の流行を押さえたデザインのため、月4000台を上回る販売台数を記録するヒット作となった。このモデルと次のS12型にはモーター店の取扱車種として姉妹車のガゼールが設定された。 先代の輸出仕様車である初代200SXの手応えから、さらにアメニティーに振ったコンセプトとなり、日本初のドライブコンピューターをはじめ、ダッシュボード上の横一杯に並んだワーニングランプやフェードアウトする足元灯など、アメリカ車並みのムーディーな室内イルミネーションを採用。なお、米国仕様車の名称は200SXを継承している。 グレードは当初、1,770ccのZ18型を搭載したLS(ハードトップのみ)/LS-L/LS-X(インジェクション仕様はLSE-L/LSE-X)、1,952ccのZ20型を搭載したZS-L/ZS-X(インジェクション仕様はZSE-L/ZSE-X)が設定される。 1981年(昭和56年)5月のマイナーチェンジで内外装の変更を行い、Z18ET型を搭載したターボZSE/ZSE-Xが追加された。 1982年(昭和57年)4月、FJ20E型を搭載したRS/RSエクストラが追加された。これはR30型スカイラインRS用に開発されたDOHCエンジンである。同年、生産拠点を九州工場(現・日産自動車九州)へ移す。 1983年(昭和58年)8月、モデルチェンジにつき生産・販売終了。累計販売台数は約12万台 米国向け200SXのほかにメキシコ向けにはSAKURAのネーミングで売られていた。 ハードトップ 1979年型(側面) ハードトップ 1979年型(後面) ハードトップ 1981年型(後面) ハードトップ 1979年型(運転席) ハードトップ 1979年型(エンジン)
※この「3代目 S110型(1979年 - 1983年)」の解説は、「日産・シルビア」の解説の一部です。
「3代目 S110型(1979年 - 1983年)」を含む「日産・シルビア」の記事については、「日産・シルビア」の概要を参照ください。
- 3代目 S110型のページへのリンク