遮音材
エンジン音やミッション、デフのギヤ音、タイヤが発するロードノイズなどが車室内に侵入しないよう、音源と客室との間に設けるインシュレーターなどをいう。防音手法には絶縁、制振、遮音、吸音の4つがある。絶縁は振動伝達経路を機械的に遮断し、もっとも効果が高い。制振は平面振動しやすいパネル、ダッシュ、床面、ドア、クォーターパネルなどにメルシート(アスフアルトシート)などのデッドナーを貼り付けて振動減衰させる。遮音は、板面あるいは隙間などから室内への透過音を防ぐ手法で、貫通孔をスポンジウレタンで埋める。吸音は、エンジンフードの内側やダッシュパネルの前面にガラスウールやフェルトなどを貼り付けたり、室内トリムやカーぺットに穴あき発泡塩化ビニールなどを使用したりする。
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