5代目 BB5/6/7/8型(1996-2001年)
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「ホンダ・プレリュード」の記事における「5代目 BB5/6/7/8型(1996-2001年)」の解説
1996年11月7日に登場。コンセプトは3代目以前の路線に回帰され、スペシャリティクーペとして居住性の向上が計られた。外見の特徴としては縦型に伸びるヘッドライトが特徴。インパネは先代のバイザーレスの近未来的デザインから、従来のタイプに戻された。サンルーフもオプションながら、3代目以来のガラスサンルーフが復活した。 イメージカラーはシルバーメタリックで、カブロンという名称の合成皮革をシートに使用した赤と黒ツートーンの内装を、「Si」および「SiR」にオプション設定した。車体色により、黒一色のカブロンを採用した内装も選択できた。後期型からは本皮シートもType Sのみに設定され、他のグレードのシート柄が変更された。「Type S」や後期型で新設された「SiR S spec」ではPRELUDEの刺繍がとれたシートとなり、サイドはカブロンではあるが(前期)エクセーヌからスウェードタッチファブリックと名称が変更され、シート地も若干変更された。 日本国外仕様ではベージュ内装やクルーズコントロールの設定がありフロントフェンダーのウインカーが無かったりフロントバンパーにサイドマーカー付いたりする。オートエアコン、フロントフォグランプ、リアワイパーを持つのは基本的に日本仕様のみである。日本国内でのアフターパーツは多くないものの、海外市場では4連スロットル化、後付けターボ化といった商品もキット化されている。 プラットフォームはインスパイア(直列5気筒用)やアコードのものを流用することが検討されたが、先代と同じくプレリュード専用のプラットフォームが用いられた。 エンジンは先代を継承したが、スポーツグレードの「Type S」と「SiR S spec」とではピストンの形状や高圧縮化により220PSに出力向上、ヘッドカバーの色も黒から赤となる。加えて「Type S」には新開発のATTS(左右駆動力分配システム、これはのちにSH-AWDに発展した)を搭載し、後期型では制御方法が変更された。「SiR S spec」にはビスカスLSDが標準搭載とされた。4WSの作動角も先代の6度から8度に変更された。その他のAT仕様には新開発のシーケンシャルモード付き4速AT(Sマチック)が初搭載された。 2000年9月、生産終了。以降は在庫分のみの販売となる。 2001年6月、インテグラのフルモデルチェンジに伴い、インテグラに統合という形で販売を終了し、23年の歴史に幕を下ろした。日本国内販売台数1万3924台。 BB5型:3,700台 BB6型:5,498台 BB7型:1,261台 BB8型:3,465台
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