2009年発売モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 10:11 UTC 版)
BD-HP21(2009年3月発売) ブルーレイディスクの高画質・高音質を追求したブルーレイディスクプレーヤー。前述のBD-HP1とは異なり、録画機能の付いていない再生専用機。画質面では、BD-HDW22/HDW25/HDW30/HD22/HDV22同様、「AQUOS純モード」を搭載するほか、映画ソフトをオリジナルフィルムと同じ毎秒24コマで再現する1080/24p出力に加え、高精細なハイビジョン映像を滑らかに表現する1080/60p出力にも対応。音質面では、次世代オーディオ規格のドルビーTrue HDとDTS-HD Master Audioに対応するほか、高画質・高音質のために重要な電源の安定性を改善するためにアースプラグ付き3極の極太電源コードを採用(一般のコンセントで使用する通常の2極の電源コードも付属)。またオーディオ回路には音響用電解コンデンサーを採用、電源回路には電源インピーダンスを低く抑える工夫を施している。各出力端子や付属のHDMIケーブルの端子部には金メッキ処理を施し、導電性に優れ、信号の伝達ロスを最小限に抑える。 BD-HDW40/HDW35/HDW32(2009年3月発売) BD-HDS32(2009年4月発売) HDW30/HDW25/HDW22/HD22の後継のBDレコーダー。MPEG-4 AVCトランスコーダを搭載。ダブルチューナー搭載モデル3機種とシングルチューナーモデル1機種の計4機種が発表され、HDD容量はHDW40は1TB、HDW35は500GB、HDW32とHDS32は320GBが搭載される。なお、シングルチューナーモデルは本機種から品番に"S"が付与され区別しやすくなった。HDDやBDにフルハイビジョン画質のまま、最長7倍(BSデジタル放送の場合、地上デジタル放送は5倍)の長時間録画ができる(DVDへのハイビジョン録画は不可)。また、2倍モード・3倍モード時には映像データ・サウランド音声データに加え、番組連動データもまるごと記録することができる(5倍モード・7倍モード時でもサウランド音声データは記録できるが、ハイビジョン録画を優先するため番組連動データは記録できない)。 BD-REに番組の予約情報を書き込むことでBD内蔵のAQUOS DX1シリーズにも予約録画ができる「BDディスク予約」、AQUOSファミリンク対応の同社液晶テレビ「AQUOS」とHDMI接続することで、液晶パネルに最適な映像に調整し、パネル性能を余すところなく引き出すことができる「AQUOS純モード」、本体のエコモードスイッチを「入」にすることで、待機消費電力を約0.2Wに抑え、効率よく節電できる低消費電力モード(エコモード)を搭載。 ダブルチューナーモデル(HDW40/HDW35/HDW32)はAVCHD方式のデジタルハイビジョンビデオカメラ(USBケーブル利用による接続)やHDV方式のビデオカメラ(i.LINKによる接続)を本機へ取り込むことができるほか、DVDやデジタル放送を高画質出力に変換する「IP変換LSI」を搭載し、シャープ製レコーダーでは初めてBD-LIVEに対応。HDW40では音響用電解コンデンサー、音響用電源回路コンデンサー、アンチバイブレーションキャビネット、無酸素銅電源コードを追加で搭載するほか、HDW32/HDW35ではHDMI出力端子のみに採用されている金メッキ端子をデジタル同軸音声、アナログ映像/音声出力端子にも拡大採用している。一方、シングルチューナーモデルのHDS32にはAQUOSとi.LINK接続することでAQUOS内蔵のデジタルチューナーを利用して2番組同時録画ができる「ハイブリッドダブレコ」を搭載した。 同年6月~7月に実施されたソフトウェアのバージョンアップにより、本機のチューナーで受信した番組をブルーレイディスクに直接録画が可能になったほか、内蔵HDDに録画したデジタル放送の番組をUSB経由で携帯電話に転送し、高画質で再生することができる「高画質番組持ち歩き」機能に対応した。この機能はシャープが製造するNTTドコモのSH-05A以降の全機種、ソフトバンクモバイルの933SH以降の全機種が対象となる。また、同年12月のソフトウェアアップデートにより、後述のHDW50/HDW45/HDW43と同じく最大約8.5倍のハイビジョン長時間録画ができるようになった。 BD-HDW50/HDW45/HDW43(2009年10月発売) HDW40/HDW35/HDW32後継のダブルチューナー搭載BDレコーダー。本体デザイン・HDD容量・トランスコーダーは前機種のものが継承される。 トランスコーダーのアルゴリズムの最適化を行うことで最大8.5倍(BSデジタル放送の場合、地上デジタル放送は7倍)の長時間録画が可能となる。また、2番組同時に長時間モードの録画ができるようになったうえ、2番組同時長時間録画中でもBDソフトの再生やHDDからBDへの高速ダビングができるようになり使いやすさも大幅に向上された。「Wおまかせオートチャプター」も備えており、2番組同時録画中に両方の番組でチャプターマークをつけることができる。 リンク機能も強化され、レコーダー再生中にファミリンク対応の液晶テレビ「AQUOS」の画面端に操作パネル「ファミリンクパネル」を表示し、テレビ側のリモコンにあるカーソルと決定ボタンでレコーダーの基本機能を操作できる「AQUOSファミリンクII」に対応した。さらに、約1.5倍速再生時でも聞き取りやすい音声で視聴できる「早見・早聞き再生(HDDのみ)」を搭載している。 なお、2倍/3倍モード時でも番組連動データまでまるごと記録できる「高画質純録り」、BD-REディスクに予約情報を書き込み、レコーダーやBD内蔵AQUOSにセットするだけで予約録画できる「マイディスク予約」、本体のエコモードスイッチを入れることで待機時消費電力を約0.2Wに抑える「エコモード」は前機種(HDW40/HDW35/HDW32)から継続して搭載される。 BD-HDS43(2009年11月発売) HDS32後継のシングルチューナー搭載BDレコーダー。本体デザイン・HDD容量・トランスコーダーは前機種のHDS32から継承される。 機能面はダブルチューナーモデルのHDW43と同等で、トランスコーダーのアルゴリズムの最適化を行うことで最大8.5倍(BSデジタル放送の場合、地上デジタル放送は7倍)の長時間録画が可能なのも同一。ただし、シングルチューナーのため一部の機能は非搭載、チャプター機能は「おまかせオートチャプター」となる。
※この「2009年発売モデル」の解説は、「アクオス」の解説の一部です。
「2009年発売モデル」を含む「アクオス」の記事については、「アクオス」の概要を参照ください。
- 2009年発売モデルのページへのリンク