1974年のテレビドラマとは? わかりやすく解説

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1974年のテレビドラマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:43 UTC 版)

日本沈没」の記事における「1974年のテレビドラマ」の解説

1974年10月6日から1975年3月30日まで、TBS系列一部地域を除く)・日曜20:00で全26回にわたって放送された(1975年12月31日には、総集編放送されている)。おりしも、これに先駆け19:30-20:00には同じく小松左京(他2名)が原作務めた特撮サスペンスドラマ『SFドラマ 猿の軍団』放送されており、90分間・2本連続小松左京作品放送され時代でもあった。 総製作費は前年映画版同様の5億円、テレビドラマ史上空前となる巨額費用投じられた。 小松左京東宝との「映画化の後TBSテレビドラマ化する」との契約従い映画版1973年版)と同時進行撮影された。このテレビスタッフ撮ったカットには、映画版使用されたものもあるという。『空の大怪獣ラドン』『妖星ゴラス』など過去東宝特撮映画のシーン映画版特撮カット以外も流用されている。逆に映画ゴジラvsモスラ』(1992年)は、名古屋城破壊シーンに、本作第4話姫路城倒壊シーン流用している。 特撮映画からの流用カットのみに頼ることなく随所において意欲的な画面作りあげた)だけではなくドラマ部分にも多額予算費やされキャスティング費用だけで1億円」といわれた。田所博士役の小林桂樹以外は映画版配役異なるが、下記の主要キャスト以外にも浜美枝土屋嘉男藤木悠東宝特撮作品おなじみ面々をはじめ、豪華な顔ぶれゲスト出演し各回物語彩った第14話明日の愛」には、同名主題歌歌った五木ひろしも、玲子機知田所にあるデータ提供した航海士省吾役で出演している。1975年3月9日放送され第23話「海に消えた鎌倉」には、松川首相緊急記者会見放送するテレビ画面見入る一般国民として特技監督川北紘一俳優大葉健二カメオ出演している。 小説では中盤大地震発生によって大ダメージを受ける東京最後の方まで無傷だったり、幸長助教授細川俊之)が海外調査中として途中から出てなくなり演者降板による)、代わりに野末技官(佐原健二)が田所博士研究補佐したり、小野寺婚約者第1回冒頭地震巻き込まれ死亡したり、小野寺の上司の吉村会社利益のために小野寺利用し玲子との仲を裂こう暗躍したり、田所博士20年ぶりにそうとは知らず再会したマリアという娘がいたりといったドラマ独自の設定・展開がある。結末も、映画版では存在感放っていた渡老人があまり登場せず、中田秘書官台詞でその死が伝えられ田所博士は、原作異なり生き残り小野寺玲子も、小説映画大幅に違って逃避成否を描かずに幕を閉じる(後に放送され総集編ナレーションでは、2人助かってオーストラリア脱出したとされている)。 本放送当時関西でのネット局朝日放送(ABC)だったが、後のTBS系列からNETテレビ現在のテレビ朝日系列へのネットチェンジ準備重なっていた。奇しくも最終回放送され3月30日は、ABCにおけるTBS系列として最後の放送日でもあった。 後に関西での再放送は、1987年秋から火曜深夜にて現在の系列局である毎日放送MBS)にて流れた1995年福岡県深夜番組早朝番組)として再放送されていたが、同年1月17日第2話放送終わった直後兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)が起こったため、3話目からの放送打ち切られた。 さらに、2016年CS放送日本映画専門チャンネル放送されていたが、熊本地震発生翌日である同年4月15日午前中に放送され第7話をもって事実上打ち切りとなっている。

※この「1974年のテレビドラマ」の解説は、「日本沈没」の解説の一部です。
「1974年のテレビドラマ」を含む「日本沈没」の記事については、「日本沈没」の概要を参照ください。

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