独自の設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:05 UTC 版)
「モスラ (1996年の映画)」の記事における「独自の設定」の解説
エリアス三姉妹は、従来の小美人たちが2人のセリフがユニゾンで衣装がそろいであったりと没個性的であったのに対し、非常に個性的で、感情を露わにしたり2人が意思を違えたりといったかなり人間的なキャラクターにされている。モルとロラの性格としては、前者は冷静沈着で大人びているが、後者は心優しく快活で感情が表に出やすく、人間(特に子供)ともフランクに会話している。衣装も3人とも異なり、モルは赤、ロラは青、ベルベラは黒を基調としたものになり、イヤリング、ネックレス、靴、下着まで統一されていた。 生命の守護神モスラとそれを根絶やしにするデスギドラのバックボーンに、ビッグバンの際に生命が存在できる宇宙(エントロピーがほんの少し減少する宇宙)とそうでない宇宙(エントロピーが果てしなく増大する宇宙)に導く傾向(「意思」とすると擬人化にすぎるとしている)のそれぞれの産物であるとしている。 モスラは生命の神であるから死がある代わり繁殖が可能。デスギドラは繁殖できない代わりに死にもしないとしている。 エリアスも宇宙の傾向の直接の産物であり、人類の進化に遠隔的に干渉し、エリアスの言葉に「フェアリー」、「デス」といった馴染みの言葉があるのはその名残であるとしている。 デスギドラが火星を滅ぼしたという公式設定に、火星のわずかな生命を滅ぼし、最後に惑星の熱エネルギーまでも奪った描写を追加している(小学館の愛蔵版・超全集では、火星に高度な文明がありそれを滅ぼしたとしているが、それも独自の設定である)。 デスギドラが元々マグマ状の不定形生物であるという公式設定に、中生代の恐竜や爬虫類から外観をコピーしたものであるとしている(小学館の愛蔵版・超全集など他の書籍ではキングギドラと交戦し、コピーしたとしている)。 デスギドラの動きを封じるためにモスラが策にはめて決壊させたダムは架空のものだが、「田富ダム」という名称がつけられている。
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