黒藤家 (Cocteau)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/21 18:12 UTC 版)
「家政婦のエツ子さん」の記事における「黒藤家 (Cocteau)」の解説
「黒藤」とかいて「コクトー」と呼ぶ。 単行本第2巻までで判明している家族は、父(名前不詳)、母、カミーユ、亜麗(アレイ)、絵里花(エリカ)の5人。 父は大金持ちで、県(神奈川?)警察も手が出せないほどの力をもっている。亜麗や絵里花はマフィアであると告白している。 母は蒸発したとも死亡したともいわれている。 亜麗と絵里花は、父は日本人、母はフランス人と言っている(第1巻裏表紙で、作者が「本当かどうかわかったもんじゃない」とコメントを入れている)。 カミーユは亜麗・絵里花の異母兄。 日本にあるコクトー家の屋敷はフランスから運ばれた年代物。そのため屋敷の地縛霊も日本に運ばれ、日々悪さをしている。室内は最新式セキュリティーシステムが装備されている。 亜麗・J・コクトー (Arey・J・Cocteau) 16歳。高校1年。血液型は謎。身長は172cm。 学業優秀、容姿端麗。フランス語と日本語を完全に使いこなす。特に理系に強いが、難しい日本語も知っている。 地震と犬とアオムシ(その他あらゆる虫)には弱い。 ソバをうまく食べられないなど日本文化に完全に馴染んでいるわけではない。その一方、紅白歌合戦の特定シーンを欠かさず見るなど、日本文化の一部には深く染まっている。 当初は仕事に慣れていないエツ子を叱り飛ばしたり、エツ子の無知につけこんでからかったりしていたが、その後は時折エツ子のことを気にするそぶりを見せるようになる。 子供の頃にお気に入りだった家政婦がエツ子に似ていたとも指摘されている。 カミーユとは仲がよくない。カミーユの奇行や放言に神経を逆撫でされることもしばしばある。カミーユがエツ子にシモネタを言おうとしたときには、ムキになって阻止する。 カミーユが登場してからは、エツ子がコクトー家に慣れてきたことや、苛立ちの対象がカミーユに移ったこともあり、エツ子に対する風当たりは穏やかになっていった。 絵里花・C・コクトー (Erika・C・Cocteau) 14歳。中学2年。血液型は謎。身長は151cm。あまり表情を変えない金髪の美少女。 呪術を得意とし、霊との会話の外、除霊もできる。 手芸や模造品製作を得意とする。 当初は「凶悪ウサギちゃん」という性悪顔のウサギのぬいぐるみ(作者の説明によると、絵里花の自作で、魔除けの役割を果たしているハズ、とある)を持ち歩いていた。その後「凶悪ウサギちゃん」は長い間登場しなくなっていたが、最終回「おつとめおしまい」で、ある少女に受け継がれていた。 護身術に長けている(スナッフムービーへの出演依頼が多数あったといわれている)。 歌を歌えば、怪しげな咆哮のように聞こえる(作中では、「ボエ~~~~」と表現される)。 物事に動じることはほとんどないが、(まだ若年ではあるが)胸のないことを気にしている。 カミーユ・レ・コクトー (Camille・L・Cocteau) 亜麗と絵里花の異母兄。年齢不明(亜麗よりもかなり年上)、職業不明、血液型謎。単行本2巻から登場。 だらしない生活を送っている。 日本に仕事で来たが、しばらくコクトー家に居着くことになった。 たまにエツ子をからかうが、エツ子には全く興味がないとのこと。 しばしば下ネタ発言や奇行などで亜麗を怒らせる。 男装した女の子が好みという変態(ただし本人の意志に反して強要したりせず、また自分の趣味が変態であることも認識している)。 エツ子は亜麗よりも非常識人だと見なしている。 当初は普通のファッションだったが、「おつとめ40」から奇異な服装(作者曰く「変態服」)で登場するようになる(作者のコメントとして「毎回一番苦労してるのが(男子の)服のデザイン」、「変態服は特に考えずに描けるのでとてもラク」とある)。 アレキサンダーII号 (Alexander II) カミーユの飼い犬。6歳くらい。ゴールデンレトリバーのメス犬。単行本第2巻から登場。 略称アレックス。エツ子からは「アレックスくん」と呼ばれる。 絵里花のプレゼントとしてカミーユに与えられた。 穏やかで優しい犬だが、カミーユが命令すると極度な戦闘能力を発揮する。 アンナマリア 「アンナマリア」は偽名だとされている。 むかしコクトー家で護衛をしていた。射撃の名手。第2巻~第5巻及び第8巻の巻頭カラーに登場する。 護衛が仕事だったがメイド服を着ており、容貌はエツ子に似ていた。ただし運動神経などはエツ子と比較にならない凄腕の護衛者。 亜麗(子供のころ)のお気に入りだった。 当初は単行本限定のキャラだったが、「おつとめ135~おつとめおしまい」でストーリーに係わり、正体が明らかとなる。
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