魔物アーキタイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 10:09 UTC 版)
「BEAST BIND 魔獣の絆 R.P.G」の記事における「魔物アーキタイプ」の解説
キャラクターの魔物としての顔を現す「魔物アーキタイプ」は吸血鬼や人狼といった伝奇バイオレンス作品で多くみられるごくスタンダードなものもあれば、「どこかの漫画や小説に出てくる特定のキャラクター」を強く意識しているマニアックなものまである。 この部分が一部の人間から「俗悪なパクリ」などと呼ばれることもあるが、「元ネタを見れば、アーキタイプのイメージがすぐつかめる」という部分はユーザー間のイメージの共有に時間をかけないためにわざと行っている部分であることが製作スタッフへの雑誌インタビューなどで語られている。 人狼 : 「大自然を守る闘士」という設定があり、『ワールド・オブ・ダークネス』の影響を強く受けている。 吸血鬼 : 人類社会の裏で「血族」社会を構成しているという設定があり、人狼同様『ワールド・オブ・ダークネス』のオマージュである。 魔剣 : 自我を持った道具。付喪神。応用で「魔剣を所持した人間」を演じることもできる。またヴァリエーションとして、同じく自我を持つ器物としての「魔導書」を作成するデータも掲載されている。 寄生体 : 宇宙から飛来してきた寄生型エイリアン。オマージュ元は『寄生獣』だが、食欲のように情報を嗜好するという特性を持ち、特技も情報収集系に富む。 降りた天使 : 天界からなんらかの理由で落ちてしまった落ちこぼれの天使。善行を積んでいつか天界に還える日を夢見ている。 自動人形 : アンドロイド。イラストではメイド型。 夢蝕み : いわゆるサキュバス。淫魔である。 バステトの子ら : 猫耳を生やした獣人。特技の名称は「猫パンチ」「夏への扉」「シュレディンガーの猫」など、「猫」にちなむ言葉で構成されている。 半魚人 : オマージュ元は『インスマスの影』。 森の乙女 : 擬人化された植物の精霊。いわゆるエルフ。 鬼 : 日本列島の先住種族。額から生えた角が特徴的で自然を愛し巨躯を持つ。 魔王の息子 : オマージュ元は『怪物くん』。他にもオオカミ男(人狼)とドラキュラ(吸血鬼)とフランケン(造られた怪物)もPCで再現できる。 死神 : 本能的に死と虚無を求める影。オマージュ元は『ブギーポップ』。 伝説の住人 : 現実世界に飛び出してきた、フィクションの中の登場人物たちのこと。噂や都市伝説から生まれた妖怪もここに含むまれる 竜 : いわゆるドラゴンではなく東洋の竜。古代神として、短命なほかの生物を見下す存在。 地獄の道化師 : いわゆる悪魔。特に『ファウスト』のメフィストフェレスを意識している。 造られた怪物 : オマージュ元は『フランケンシュタイン』。 妖精 : サプリメントである『ミレニアム』に収録。 増殖体 : サプリメントである『ミレニアム』に収録。オマージュ元は『強殖装甲ガイバー』など。 また、以下は、他のTRPGデザイナーがデータ作成した、ゲストアーキタイプとして掲載されているものである。 黄道十二宮の天使(菊池たけし・作) : 『セブン=フォートレス』および『エイスエンジェル』に出てくる守護天使が元ネタ。「黄道十二宮のうち蟹座の天使」という設定なためカニアーマーと蟹光線も再現されている。 電脳魔術師(鈴吹太郎・作) : 『トーキョーN◎VA』でハッカーをあらわすスタイルである「ニューロ」が元ネタ もたざるものシェアレス(伏見健二・作) : 『ブルーフォレスト物語』に出てくる萌えゴブリン「ゴブリナ」が元ネタ 彷徨える少女(柳川房彦・作) : 「『世界名作劇場』の主役ヒロイン」を人外の魔物として解釈したアーキタイプ。『赤毛のアン』や『愛少女ポリアンナ物語』を元にした特技がそろっている。 ダメ人間(和栗あきら・作) : 変身ヒーロー、特に『スーパーマン』ことクラーク・ケントをオマージュしたアーキタイプ。ヒーローに変身していない間は平均的な人間以上に無能者であるように演じなくてはならないというのが特徴
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