飛行場の建設とは? わかりやすく解説

飛行場の建設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 14:49 UTC 版)

読谷補助飛行場」の記事における「飛行場の建設」の解説

沖縄には小禄飛行場現在の那覇空港)を除いて大規模な飛行場無かったが、1942昭和17)年になると、帝国陸軍内で南方への補給航空路開設関連して沖縄への不時着用の飛行場整備議論が出るようになった。翌1943昭和18)年夏、南東太平洋方面戦況進展相まって航空部隊戦略機動含めた南方への補給航空路確立急がれた。これによって建設始まったのが陸軍沖縄飛行場である。 1943年4月27日、『読谷村史』によれば、この日、日本軍接収され土地を示す「青い竹竿赤旗」が立った1週間ほど経って土地関係する住民らが学校集められて、「赤旗」が飛行場予定地の境界であること、接収面積360町歩に及ぶことの説明と共に土地接収求められた。区域内に暮らしていた65戸が強制立ち退きとなった地主には補償金支払われたが、屋敷農地を失うという生活の急変住民らは困惑したという。 沖縄北飛行場の建設は陸軍航空本部から国場組工事請け負っていたが、1944昭和19)年4月からは陸軍19航空地区司令部工事指揮した同年6月になると進捗遅れていた沖縄飛行場現在の浦添市米軍牧港補給地区)、沖縄飛行場現在の西原町戦後米軍与那原飛行場)の工事中止して伊江島沖縄北、沖縄中(現在の嘉手納町など、米軍嘉手納飛行場)の建設注力した。 國場組設営工事管理責任者であった國場幸吉 (国場幸一郎の父) の話では、飛行場の建設予算は2,300万円で、沖縄の歴史かつてない大工事と言われたが、重機はほとんど無く建設1944昭和19)年夏以降から沖縄進駐してきた第50飛行場大隊第3飛行場中隊要塞建築6・7・8中隊のほか、県内中から集めた数百台の荷馬車1日数千人もの沖縄住民学徒動員頼った

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飛行場の建設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/13 18:23 UTC 版)

沖縄のアメリカ陸軍航空軍」の記事における「飛行場の建設」の解説

沖縄占領によって、アメリカ軍1945年11月にも開始されるであろう日本本土へ侵攻のための拠点得た基地建設計画では、もともと沖縄にあった日本軍飛行場に代わって沖縄本島18本、伊江島3本滑走路計画した沖縄本島では大型爆撃機B-29スーパーフォートレス大型爆撃機運用のための施設整備中心に進められ伊江島B-29本土攻撃援護するための長距離P-47N戦闘機とP-51H戦闘機拠点として整備すすめられた。 上陸後沖縄建設され米軍拠点防衛するため、上陸間もない頃は戦闘機用の飛行場整備最優先された。4月10日、もともと日本軍飛行場であった嘉手納飛行場読谷飛行場2つ飛行場再整備された。さらに5月下旬までに、沖縄伊江島10の飛行場の建設が進められた。この頃には読谷嘉手納滑走路はすでに完成しており、伊江島飛行場完成間近となっていた。6月17日中型爆撃機用の7,000ft(2,133m)の滑走路読谷完成した6月末での工事の進捗状況は、嘉手納長さ7,500ft(2,286m)の長距離機用滑走路25%泡瀬飛行場と金飛行場長さ5,000ft(1,524m)の海軍戦闘機滑走路ボーローポイント長さ8,000ft(2,590m)の長距離機用滑走路15%であったまた、長距離機用と中型爆撃機用として普天間飛行場建設進められていた。 米軍沖縄作戦が終わる頃には、将来わたって続く沖縄米軍航空作戦拠点形作られることになる。上陸して2~3か月では飛行場のほとんどは完成しなかったが、すでにいくつかの飛行場からは九州攻撃のために戦闘機出撃ていった

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