電気供給事業とは? わかりやすく解説

電気供給事業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:05 UTC 版)

愛知電気鉄道」の記事における「電気供給事業」の解説

詳細は「愛知電力」を参照 愛電創設当初より鉄道事業のほか電気供給事業を兼業した。事業1911年明治44年4月認可され鉄道敷設工事並行して供給事業関連工事進めてまず同年12月日長名和変電所送電線完成させる。そして翌1912年2月11日紀元節より愛知郡鳴海町知多郡西部の7町(有松大高横須賀岡田・大野・常滑西浦)への電灯供給開始して開業した。3か月後、5月時点での電灯数は3,910灯、動力用電力供給78馬力であった供給町村については、開業以後1922年にかけて下記のように拡大していった。 1912年供給開始知多郡上野村八幡村旭村三和村鬼崎村 1913年供給開始愛知郡笠寺村知多郡小鈴谷村野間村内海町うち笠寺村1921年名古屋市編入されたが、それを機に市内への供給を担う東邦電力旧・名古屋電灯)へ事業集約することとなり、1924年4月域内供給供給設備同社譲渡した1914年供給開始知多郡大府町富貴村河和町 1915年供給開始愛知郡天白村豊明村 1917年供給開始愛知郡東郷村西加茂郡三好村知多郡豊浜町師崎町 1918年供給開始西加茂郡保見村 1922年供給開始知多郡東浦村 愛電による電気供給事業は中途経済不況による産業向け電力需要低下や一家庭の廃灯によって業績伸び悩んだ時期があったものの、鉄道事業比較してコスト面で有利な電力供給事業は、大正期愛電経営危機陥った際には貴重な収入源として会社存続支えた存在であった1927年12月東京電力会社東京電灯愛知県進出し名古屋市その周辺電力供給区域とする許可得た。この動きは、名古屋から東へ勢力拡大していた東邦電力報復するためのものであったが、東京電灯取得した供給区域には知多郡含まれており、実際に1929年12月鳴海岡田変電所置いて送電始めた。翌1930年12月こうした東京電灯事業東邦電力吸収され東京電灯の名古屋進出という目論見短期間潰えたが、その間愛電では、自社電源一切持たず大部分東邦電力からの受電依存するため、料金面で東京電灯対抗できないことが明らかであり、東邦電力東京電灯どちらかとの統合を図るようになったという。 結局愛電1929年昭和4年6月25日開催株主総会において電気供給事業を新会社譲渡する決定した電灯8万灯電力5000馬力規模擁する愛電供給事業は、一旦新設の「愛知電力株式会社」が1930年4月30日付で譲り受ける供給事業最終的に東邦電力へと譲渡するという内約があり、この愛知電力株式一部東邦電力保有していた。翌1931年5月愛知電力東邦電力との間に事業譲渡契約締結同年11月2日付で東邦電力供給事業その他一切資産・負債移管消滅した。 こうして供給事業手放した愛電であるが、同時期に発生した深刻な経済不況影響により直後二度目の経営危機陥った際に、供給事業から撤退したことは結果的に痛手となり、その影響1931年度営業収入ピーク比で25 %減少したことに現れた。

※この「電気供給事業」の解説は、「愛知電気鉄道」の解説の一部です。
「電気供給事業」を含む「愛知電気鉄道」の記事については、「愛知電気鉄道」の概要を参照ください。


電気供給事業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 08:15 UTC 版)

金沢電気軌道」の記事における「電気供給事業」の解説

以下、金沢電気軌道の電気供給事業について詳述する

※この「電気供給事業」の解説は、「金沢電気軌道」の解説の一部です。
「電気供給事業」を含む「金沢電気軌道」の記事については、「金沢電気軌道」の概要を参照ください。


電気供給事業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:46 UTC 版)

肥前電気鉄道」の記事における「電気供給事業」の解説

肥前電気鉄道肥前電気)の電気供給事業は、鉄道路線開通よりも2年早い1913年大正2年8月1日開業した東邦電力への事業譲渡前年1936年昭和11年12月時点電灯・電力供給区域以下の通り佐賀県杵島郡16町村):西川登村東川登村橘村朝日村北方村一部(現・武雄市橋下村(現・武雄市白石町大町町 江北村一部(現・江北町須古六角福治村北有明村福富村南有明村錦江村竜王村(現・白石町佐賀県藤津郡(4町村):嬉野町・吉田五町田村一部塩田村一部(現・嬉野市長崎県東彼杵郡(3町村):千綿村彼杵村(現・東彼杵町川棚町 電気供給事業の供給成績は、肥前電気鉄道時代1931年昭和6年10月時点電灯供給33557灯・電力供給500馬力肥前電気時代末期1936年10月時点では電灯供給37438灯・電力供給818.5馬力電熱供給24キロワットであった

※この「電気供給事業」の解説は、「肥前電気鉄道」の解説の一部です。
「電気供給事業」を含む「肥前電気鉄道」の記事については、「肥前電気鉄道」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「電気供給事業」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「電気供給事業」の関連用語

電気供給事業のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



電気供給事業のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの愛知電気鉄道 (改訂履歴)、金沢電気軌道 (改訂履歴)、肥前電気鉄道 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS