電灯市営以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 00:16 UTC 版)
「大阪市営電気供給事業」の記事における「電灯市営以前」の解説
1911年(明治44年)1月20日、市営電気供給事業は電力供給のみに限って開業した。大阪電灯や宇治川電気との協定で、電灯供給を行わず、電力供給も市電沿線に限定されており、市電事業の副業という扱いがなされた。電源は市電用火力発電所(九条発電所=1908年4月完成)の余剰電力を用いた。 統計局の資料によると1912年度末の電動機数は301台・1,595馬力(約1,189kW)で、以後毎年増加し、1918年度末には1088台・5,675馬力(約4,232kW)へ拡大した。ただし第一次世界大戦勃発後の需要増加期において、市営事業は発電・受電両面で供給力の拡充を伴わなかったため、限られた供給力は供給事業よりも乗客が急増する市電事業へ優先的に振り向けられた。
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