録音・録画の収集とは? わかりやすく解説

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録音・録画の収集

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 06:33 UTC 版)

落語」の記事における「録音・録画の収集」の解説

高座の模様収録され記録メディアレコード・カセットテープCD映像を含むビデオテープ・DVDなど)が市販されており、それを購入したり、ラジオテレビ等で落語放送する番組オープンリールテープカセットテープMD等に録音、あるいはビデオテープDVD・ブルーレイ等に録画エアチェック)して収集する。 現在では入手困難な、戦前落語家たちの名演聞けるSPレコード集める者もいる。特に著名なSP盤収集家としては、のこぎり演奏家として知られる落語家都家歌六8代目)と岡田則夫挙げられる2人集めたSP盤は約4,000におよび、日本発売され落語SPの8割にあたる。2人コレクション一部デジタル化され、2006年平成18年)には『SPレコード 復刻CD昭和戦前面白落語全集』として発売された。8代目都家歌六には『落語レコード八十年史』の著書がある。 レコード化されていない音源なら、演芸評論家で『落語大百科』(全5巻)の著者でもある 川戸貞吉挙げられるTBSラジオ早起き名人会」のアナウンサー務めた川戸は、学生時代から落語テープ収集し放送等に限らず独自に高座での口演録音し続けた川戸コレクションまた、CDボックスとして発売されている。 CDボックスセット 川戸貞吉(撰)『古典落語巨匠たち・寄席の噺・ホールの噺』第一期・第二期ゲオ) その他、司会者として活躍した玉置宏NHKラジオ第1放送の「ラジオ名人寄席」で席亭番組進行役)を務めたが、このなかで落語テープ収集家であることが明かされた。「ラジオ名人寄席」の目玉は、落語歴史通じた玉置秘蔵する往年の名人落語テープ披露され解説加えられることで、この企画マニアック演芸ファン人気博した。しかし、2008年平成20年2月10日放送され8代目林家正蔵林家彦六)『大仏餅』の音源が、1987年昭和62年)にTBSラジオ早起き名人会」で放送されたものであることが判明し、これによりNHKTBS側に陳謝し著作権料を支払った。さらに、このような無断使用は、番組放送されていた12年間でNHK以外のメディアから91演目にもおよぶことがわかり、これに対す著作権料も払っていなかったため、玉置責任取って降板番組打ち切られた。 「『ラジオ名人寄席』での音源不正使用」の件で川戸とともに玉置告発した草柳俊一は、数多く落語録音レコーディング・エンジニアとして従事し、現在は「極楽亭プロジェクト」なる協同蒐集活動呼び掛けている。草柳また、落語テープコレクターでとくにオープンリールこだわった収集活動をおこなってきた。草柳集めた落語寄席演芸録音22,000点におよんでいる。草柳著書芸能評論家矢野誠一との共著)に以下がある。 矢野誠一草柳俊一共著)『落語CD&DVD名盤案内大和書房2006年 落語に関するありとあらゆる資料書籍古書音源刷物グッズ自筆物など)の個人収集家としては次の3氏が挙げられる4代目桂文我落語家。) 岡田則夫前出演芸研究家SP盤はじめコレクション多種わたる) 前田憲司演芸研究家上方演芸資料中心

※この「録音・録画の収集」の解説は、「落語」の解説の一部です。
「録音・録画の収集」を含む「落語」の記事については、「落語」の概要を参照ください。

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