過去に運行されていた車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 16:20 UTC 版)
「都電荒川線」の記事における「過去に運行されていた車両」の解説
6000形 電番:93(6152号)。昭和30年代の都電全盛期の主力形式であり、荒川線では1978年(昭和53年)にワンマン化されるまで13両が使用され、うち5両がワンマン化記念花電車乙6000形(1981年廃車)に改造されたものの、ワンマン化以降は唯一6152号車のみが残存した。後にこの車両は「一球さん号」の愛称で、イベント運転や貸切列車を中心に運行されていたが、2001年に廃車となった。その後、イベント車両は2007年に登場した9000形までなかった。 なお、本形式は保存車両が多く、2020年現在も6両が都内各地に現存している(詳細は車両記事を参照)。2008年には30年間個人宅に静態保存されていた6086号車が荒川電車営業所に戻り、一般公開された。 7500形 電番:26(7501号), 27 - 31(7503 - 7507号), 32 - 35(7510 - 7513号), 36 - 37(7515 - 7516号), 38(7518号), 39(7520号)。 9000形や8800形への置き換えによって2011年3月13日をもって全車引退した。 荒川線成立以前より使用されているが、7000形同様、後年車体等が更新されている。なお、7504号車は車体更新を受けず、朝ラッシュ時専用の「学園号」として運行されていたが、2001年に廃車となった。 2008年からは都交通局と南海グループが「トーキョーサカ」と銘打って共同キャンペーンを展開し、2010年6月6日からは7511号が阪堺モ161形をイメージした阪堺電気軌道(旧、南海大阪軌道線)の昭和40年代当時の塗色である濃緑色地に窓周り縁取り及び扉が橙色の配色に変更された。発表時には車両の方向幕の行き先表示を「天王寺駅前」「住吉」に変更し、共同PRを行った。同時期に阪堺モ501形にも都電6000形をイメージした電車が登場し「PR相互乗り入れ」として運行している。異事業者同士の塗装交換は2009年秋の江ノ島電鉄と京福電気鉄道に次いで2例目となった。 7510号は2011年に都営交通創業100周年記念花電車運行のため、花100形に改造されたが、こちらも2018年に引退した。 @media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important} 7500形引退の記念撮影会(荒川電車営業所で2011年3月13日撮影) 都営交通創業100周年記念で運行された7500形改造の花電車(2011年10月1日) 7000形 電番:01 - 03(7001 - 7003号), 07(7008→7005号), 08(7010号), 11(7016号), 17(7022号), 19 (7024号) , 23 - 24(7029 - 7030号)04 - 06 , 09 - 10 , 13 - 16 , 18 , 20 - 22 , 25は欠番。 2017年6月10日で最後まで残っていた7022号が運用を終了し、翌11日に荒川車庫で「ありがとう7000形イベント」が開催された。 荒川線成立以前より使用されていたが、後年に車体等が更新された。前述の通り一部の車両は7700形に改造されているほか、4両が豊橋鉄道に譲渡されモ3500形として運行している。 集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』に連載中の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が2006年に連載30周年を突破した記念として、作中にも登場したことがある荒川線で7000形を利用してラッピング電車が運行された。 他には、6000形と同形だが全長が短い3000形、昭和初期に製造された小型車の1000形、昭和30年代に大量に生産され各営業所に投入された経済車8000形、杉並線から転属した軽量車体の2500形、王子電気軌道引き継ぎの100形・120形・150形・160形・170形が使用されていた。
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