誓約の剣 (The Sworn Sword)
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「氷と炎の歌」の記事における「誓約の剣 (The Sworn Sword)」の解説
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誓約の剣
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人間に変身した竜が、己の真名の魔力で血を固めて作った剣。正式には竜心剣という。自身と誓約者のみ使うことができる。その性質により形を変えるため、二つとしておなじものは存在しない。竜が死ぬと、同時に消滅する。
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誓約の剣
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「ダンクとエッグの物語」の記事における「誓約の剣」の解説
第二の中編は ロバート・シルヴァーバーグ編の”Legends II” (日本語未訳)に収められて2003年に出版された。 また、ベン・エイヴリーが作者に加わり、マイク・S・ミラーの絵で、 マーベル・コミック協力によりグラフィックノベル化もされており、2007年6月20日に出版されている。『七王国の騎士』に収められている。河間平野を舞台とする。 ダンクとエッグは、アッシュフォードでダンクが救った人形遣いの女を探してドーンに旅するが、見つけることができない。二人がドーンに居る間に、ウェスタロスでは〈春の疫病大流行〉と呼ばれる疫病が大流行する。さらに大旱魃も起きたため、二人は放浪の旅を中断し主君に仕えることにする。物語は、ダンクが不落城(スタンドファスト)のサー・ユースタス・オズグレイに奉仕の誓いを立てたところに始まる。サー・ユースタスは衰えた老人であり、その家はかつて冷濠城(コールドモウト)の領主であった。ダンクとエッグの冒険によって、ウェスタロスの封建社会のいくつかの側面が明らかになる。また、〈ブラックファイアの反乱〉の出来事と196ALの〈赤草ヶ原の戦い〉による反乱の終結がサー・ユースタスによって語られる。 補給品を積んで、ダンクとエッグは不落城に戻る旅をする。帰る途中、ダンクと、もう一人の誓約の騎士〈茶色の盾のサー・ベニス〉は小川が干あがった理由を調べに寄り道をする。二人は、冷濠城のレディ・ローアン・ウェバーに仕える農民がダムを築いて水を独占していたことを発見する。サー・ベニスは一人の農民に切りつけて農民たちを追い払う。サー・ユースタスは、家の蜘蛛の紋章と赤毛と四人の夫に先立たれたことと恐ろしい評判によって、"紅後家蜘蛛"と呼ばれているレディ・ローアンが、領民の怪我を咎めるだろうと予想し、戦争に備えて領地から農民を徴兵して訓練するようダンクとサー・ベニスに命じる。 平和的に解決するため、サー・ユースタスはダンクを冷濠城に送ってダムと領民の怪我について話し合いをさせる。冷濠城に入り、ダンクは、レディ・ローアンが父の二回目の命日までに五番目の夫と再婚しないと領地を従兄弟に奪われることを知る。長身のためロング・インチとして知られる、横柄な城代サー・ルーカス・インチフィールドが、最も熱心な求婚者である。だがロング・インチはレディ・ローアンよりはるかに年上で、醜く、粗野で、残酷で、すでに一度彼女に拒絶されている。ダンクはレディ・ローアンと面会し、二人は互いに魅かれるものを感じる。ダンクはまた、領主としての敬意を払われていないレディ・ローアンがロング・インチに敵意を抱いていることに気づく。 ダンクは、ダムの建設に関しても、領民の怪我の処理についても彼女の心を動かすことはできない。レディ・ローアンはサー・ユースタスがかつて王位僭称者デイモン・ブラックファイアを支持した反逆者であり、領土の大部分を没収されたことを教える。レディ・ローアンがサー・ユースタスを嫌う真の理由は、〈赤草ヶ原の戦い〉で二人の兄と共に死んだ、サー・ユースタスの末息子をかつて愛していたためである。レディ・ローアンの最初の夫もまた、〈赤草ヶ原の戦い〉で彼女の父親の従者を勤めている時に死んでいる。二番目の夫の老いた騎士は風邪で死に、三番目の夫は鳥の骨を喉に詰まらせて死に、四番目の夫は〈春の疫病大流行〉で死に、レディ・ローアンは25歳になるまでに四人の夫を亡くしている。 サー・ユースタスが過去に反逆していたことに衝撃を受け、ダンクは不落城に戻って奉仕を辞めると告げる。その夜、サー・ユースタスの森が炎につつまれる。レディ・ローアンが、もしも彼女の判決を受け入れるためにサー・ベニスが送還されなければ、サー・ユースタスに”炎と剣”をもたらすとダンクに伝えていたため、森が燃えたことは彼女の発言に符合している。ダンクは、レディ・ローアンが翌朝には騎士を送りこみ、たった8人しかいないサー・ユースタスの農民兵を殺戮するだろうと恐れて農民兵を解散させる。サー・ユースタスは怒るが、レディ・ローアンとその軍勢に立ち向かうとダンクは約束する。 川のほとりで、ダンクとサー・ユースタスは、レディ・ウェバーと、ロングインチが率いる30人以上の武装兵に立ち向かう。ダンクは、レディ・ローアンと平和交渉をするために川の浅瀬に向かうが、そこでは水音によって川岸の両軍に立ち聞きされることはない。ダンクが川に入る前に、サー・ユースタスは、かつて祖先の”小さき獅子”が襲撃軍のラニスター王を殺して、河間平野を守ったことをダンクに思い出させる。ダンクがレディ・ローアンを殺して脅威を取り除き、過去の争いの仕返しをすることを望んでのことである。 だがダンクは、この不名誉な助言に従わず、自らの頬を切りつけて、農民の怪我の借りを返す。だがレディ・ローアンが森を燃やしたとサー・ユースタスが告発した件は未解決のままである。レディ・ローアンは、サー・ユースタスのような弱い敵に譲歩して弱みを見せられないという。そんなことをすれば、周囲の領主が彼女の領地を奪い、父の遺言によって解雇を禁じられたロング・インチが、力づくで彼女と結婚するだろうと恐れる。 両者ともに、この件をダンクとロング・インチの決闘裁判で決着させることで同意する。川が両者の唯一の中立地帯であるため、二人は川の中で戦う。川に入る前に、ロング・インチは、ダンクを殺した後でレディ・ローアンと結婚するつもりだと彼女に言い、拒絶などは子供のわがままとしか考えていないそぶりを見せる。ダンクは負けそうになるが、相手をつかんで川の中に引きづり込んで刺し殺す。ダンクは溺れるが、レディ・ローアンの鉄諸島出身のメイスターによって蘇生させられる。 重傷を負ったダンクは冷濠城に連れて行かれ手当てを受ける。目を覚ました時、ダンクはサー・ユースタスとレディ・ローアンが和解して結婚したことを知る。これで2年以内に結婚すれば領地を保てるという、レディ・ローアンの父の遺言は充たされ、サー・ユースタスにも跡継ぎをもうける望みが生じている。ダンクが去る前に、レディ・ローアンは謝罪の印として最高の牡馬を提供する。ダンクは、それほどの馬には自分は相応しくなく、彼女からもらいたいものは馬ではないと言って断る。レディ・ローアンは、自分を忘れないように何かを受け取って欲しいと言い、ダンクは情熱的に彼女にキスをする。エッグは、レディ・ローアンがダンクに贈ると約束した馬はどうなったのかといぶかる。ダンクは、馬は欲しくはなく、レディ・ローアンを忘れないためにその長い髪を切ってもらいうけたと言う。ダンクはエッグに、父の家に戻りたいかと尋ねるが、エッグは断り、まだ〈壁〉を見たことがないという。ダンクとエッグは北部に向かって再び旅を続ける。
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