誓約の礼拝堂
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誓約の礼拝堂は西の翼廊に位置している。1659年に、キージ家出身のローマ教皇アレクサンデル7世の命により、15世紀の礼拝堂を取り除いて建設されたもので、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの手による。「誓約の聖母」と呼ばれる13世紀の祭壇画があり、これは今日でも尊敬され、入り口には加護に対する供物であるエクス・ヴォートがかけられている。対フィレンツェ戦であるモンタペルティの戦い(1260年9月4日)の際に捧げられた祭壇画だと信じられているが、作成された年は、1260年よりも後の時代と推測されている。大理石彫のうち「聖ジェローム」と「マグダラのマリア」はベルニーニの作品である。
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