角川映画株式会社製作時代とは? わかりやすく解説

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角川映画株式会社製作時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:14 UTC 版)

角川映画」の記事における「角川映画株式会社製作時代」の解説

2002年に、経営不振に陥っていた大映とその親会社である徳間書店は、過去の作品資産調布市大映スタジオ含めた事業を、角川書店売却することで合意した。ただし、大映テレビ徳間資本下ではなかったため、これに含まれていない同年11月角川書店株式会社角川大映映画設立し大映事業同社譲り受ける新旧分離方式による買収となった2004年角川大映映画角川本体映画事業行っていた角川書店エンタテイメント事業部、テレビドラマ等の映像製作会社トスカドメイン統合させ、商号角川映画株式会社とした。 2005年外国映画輸入配給を営む日本ヘラルド映画ヘラルドグループ中核企業)を角川グループ買収角川映画合併し角川ヘラルド・ピクチャーズに名称を変更したその後2006年に、商号角川ヘラルド映画株式会社とした。1年後2007年に、同社は再び社名を「角川映画株式会社」に変更した日本ヘラルド映画買収したことで、アスミック・エースエンタテインメント出資比率下げていき、2010年角川グループから離脱DVD類のビデオグラム事業に関しては、角川書店擁する邦画従来角川映画)・アニメ作品加え大映作品日本ヘラルドおよびアスミックがソフト発売有する洋画作品2009年までアスミック販売発売有していたドリームワークス作品を含む)の発売元として角川エンタテインメント担っていたが、2009年角川映画吸収合併されている。 一連のM&A結果それ以前角川書店が行ってきたゲーム・アニメ作品小説作品の映画化関わる制作出資という役割加え大映流れから自前スタジオ施設人員による邦画の製作が可能となったまた、ヘラルド流れから海外作品配給積極的に取り組み角川書店グループバックグランドによってノベライズ刊行盛んに行っている。その展開は一層強まっており、こうした映画映像関連部門角川映画株式会社中核とした事業体制になったことで、完全に固まったものとなっている。 なお、旧・日ヘラルド映画映画興行事業シネプレックス)を行なう子会社ヘラルド・エンタープライズ」を抱えており、この買収により、従来角川書店・旧大映による製作部門に加え映画館運営ミニシアター系の配給まで一貫して手がけられることとなり、製作・配給興行自前一貫して行えメジャー一角食い込むようになった。ただし、配給網は既存大手3社(松竹東宝東映)と比べて大きとは言えず、『沈まぬ太陽』など大作話題作については、東宝配給網を借りる形で劇場公開されている。2006年には新宿三丁目所在する三和興行所有新宿文化シネマ同年9月閉館)を借り上げる形で同年12月直営ミニシアター角川シネマ新宿)を、2011年2月には旧シネカノン有楽町1丁目跡に角川シネマ有楽町オープンし、旧ヘラルド配給網の有効活用模索していた。2013年3月にはかつて出資したこともあるユナイテッド・シネマ持株会社、ユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングス(UEH)と戦略的業務提携締結角川シネプレックス13サイト)を譲渡し角川シネマ2サイト除いて映画館運営から撤退したが、映画配給周辺事業に関してUEHと協業進めていくこととなる。 2005年11月角川ホールディングス・チャイナが、香港の映画配給シネコン事業持株会社Intercontinental Group Holdings Ltd.買収し中国映画市場参入香港6サイト中国広東省2サイト映画館運営をしていたが、2013年8月小室哲哉創業したRojam Entertainment傘下に持つeSun Holdings LimitedLai Sun Group)に売却2018年現在は、KADOKAWA持分法適用会社香港新華集団との合弁会社Sun Wah Kadokawa (Hong Kong) Group Ltd.の子会社中国での映画館事業行っている。 2011年1月1日に、出版映像一体化によるメディアミックス強化目的として角川書店三代目法人)と角川映画合併し法人として角川映画消滅以後角川映画」は角川書店角川グループ映像事業ブランドとして存続することとなった

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