統合システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:11 UTC 版)
複数のカラオケ機種を歌えるシステム。 Σsystem(シグマシステム) 株式会社パスカルが開発したシステム。導入店舗はパセラなど。マイク音声がミキシングされた状態で使用できる室内設置のDVD再生機や自前のポータブルAV機器を繋ぐセレクターなどが完備されているのが特徴。この類のサービスを前提にしたシステム設計を導入しているのは、単体型も含めて2010年現在このシステムのみとなっている。 単体システムや他の統合システムの場合でも機器背面には未使用の空いている外部入力端子があるが、それらは本来は来店客に開放することを目的としたものではなく、カラオケ店がシステム導入時のオプションを前提にしたもの。来店客が使用許可を店側に申し出ても一般的には拒否される場合が多い。また、それらの空いている端子に外部装置を繋いだだけでは使えず、隠しコマンドや切り替えスイッチなどにより設定変更の必要がある場合が多い(主な特徴に記述の関連内容も参照)。カラオケ店によっては客が勝手に変更することを防止するなどの目的で背面部には触れないようにラックの背面部を塞ぐなどの措置をしている場合もある。なお、シグマシステムの場合もあくまでシステムを構築している各機器(予約受付・主制御装置=コントローラー、音声増幅アンプ、テレビモニタなど)間をセレクターなどを介した接続による工夫でシステム全体としてそういう利用サービスを提供しているだけで、例えば、主制御装置・機器の前面に最初から外部入力端子があるなどで、外部装置や機器(来店客が店内に持込したポータブルAV再生機など)の接続をしてカラオケを楽しむことをコンセプトに開発された機器自体は2010年現在に至ってもまだ誕生していない。ちなみに、2012年頃にはUSBメモリを利用してカラオケ動作時の背景に静止画を表示させたりできる(機器の機能サービスとして来店利用者が自由に使用できる)単体機種はごく一部で登場している。 鉄人システム 「カラオケの鉄人」を運営する株式会社鉄人化計画が独自に開発・導入したシステム。 ALISA III 株式会社シャーマンが開発したシステム。 MAC21システム 株式会社グランプリが開発したシステム。2001年10月頃までは、パセラの大半の店舗(池袋本店・池袋西口店・上野店・上野アネックス店・秋葉原店・御茶ノ水店)に設置されていたが、その後全店でΣsystemに統一された。搭載機種は、DAM-6400、JOYSOUND、U-kara、BeMax's(東映)、Syncom、X2000、マイステージ (GIGA)、セガカラ、第一興商LDの他に、mac22というCDメディアの機種が搭載されていたが、当時新機種として発売されていたHyperJoyやCyberDAMは、システムの都合上搭載出来なかった。また、U-karaが当時、搭載HDD容量の都合上、歌唱頻度の低い楽曲を削除していたため、このシステムに於いても削除曲が発生していた。 飲食物の注文表示や、残り時間・次に演奏される楽曲の表示などは、歌唱画面が表示されるモニターの左上に、スーパーインポーズ方式で表示されていた。 トウエイシステム 株式会社トーエイシステムが開発。
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