車両情報統合システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 03:13 UTC 版)
「京成AE形電車 (2代)」の記事における「車両情報統合システム」の解説
モニタ装置には東芝が開発した「車両情報統合システム」SLIMS(Security,LCD Information & Monitoring System)を採用した。 システムは1、8号車モニタ中央装置、2 - 7号車にモニタ端末装置(床下箱)を搭載し、各装置間の伝送路に100Mbps増幅イーサネット幹線伝送を使用することで、高速データ伝送を実現している。また、モニタ中央装置またはモニタ端末装置からは100BASE-TX 支線伝送でITV端末装置(防犯カメラ映像の保存)および車内案内表示器に接続している。操作用のモニタ表示器は1・8号車乗務員室のほか、4号車には車掌用表示器を設置している。 車両情報統合システムの機能は ITV機能(Security) - 防犯カメラ映像の記録・伝送機能、記録映像の外部出力機能 案内表示機能(LCD Information) - 26インチLCD画面へ運行情報、各種お知らせ、広告表示、前方映像表示機能 モニタ機能(Monitoring System) - 機器の状態監視、故障記録、サービス機器制御、乗務員支援、車上試験、運転状況記録機能、GPSによる時刻補正機能など 1号車には無線装置とアンテナを搭載しており、公衆無線を使用して地上設備と送受信を行うことでニュース情報の配信、京成電鉄からのお知らせ表示、遅延等の運行情報の配信、広告情報の更新などを行っている。
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