車両形式番号付与基準の制定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/12 03:52 UTC 版)
「東武3200系・5400系電車」の記事における「車両形式番号付与基準の制定」の解説
戦前の東武鉄道においては、形式称号・車両番号ともに全て1からの追番で付けられていたため、非常に複雑な付番形態となっていた。デハ・クハといった記号こそ異なるものの同一番号の車両が複数存在していたり、デハ1形が8号車まで増備された後に新製されたデハ2形が9号車から登場するといった具合に形式称号と車両番号との相関性が皆無であったり、さらには改造・改番等で2代目・3代目の形式・番号も存在するなど複雑さを極めていた。1942年に登場したデハ1201形より、1号車(デハ1201号車)の番号をもって形式とする一般的な称号が用いられるようになったものの、それ以前の車両については状況は変わらずじまいであった。その後合併により編入された車両が改番されることなくそのままの車両番号で使用されたことや、5桁の国鉄番号のまま入線した63系割り当て車の登場等もあって、車両番号体系はさらに混迷の度を深めたのである。 以上のような状況を鑑み、1949年(昭和24年)には形式称号について統一された新たな基準を設け、それに従い保有する全車両を改番することとなった。その際制定されたものが以下に述べる車両形式番号付与基準であり、この改番を社内では大改番と称した。
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