車両引き回し方式から映像化へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 16:24 UTC 版)
「オートオークション」の記事における「車両引き回し方式から映像化へ」の解説
かつて、オークション会場での出品車両はセリ時、入札席の前を横切る様に実際に車両を動かして行われていた。車両の動きや、排気ガスの状態や色などをセリ時に見る事が出来たが、車両に問題があった場合(ガス欠・不動車等)があった場合、会場の車両引き回し要員によって、不動車を押すなどの事でセリの進行が妨げられる問題があった。また加盟会員の増加により、オークション来場者が入札席を上回るという問題もあり、入札席の増築が急務となったが、車両が引き回しされている会場に入札席の増築が出来ない場合などがあり、そこで車両引き回しで実際に車両が走行しているレーンの様子をビデオカメラで撮影し、離れた会場でスクリーン放映する方式が、CAA中部会場で初めて行われるようになった。入札席不足の問題、ガス欠車両の問題、会場内引き回しでの車両同士の接触や事故の問題などあったが、以降、デジタルカメラのなどの光学機器の進歩によって、事前に出品車両の画像を撮影し、セリ時にその画像が入札席にあるスクリーンに放映される、「映像化」が今日の主流となり、以後、現車引き回し方式は次第に衰退していく。オークション会場によっては、今日もその遺稿や名残が見る事が出来る。
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