統合システム化の進展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 08:21 UTC 版)
このように彌縫的なシステム化が進められたものの、これをもってしても、1970年代中期以降に著しい向上を見たソ連軍の対艦攻撃能力に対しては不十分と見積もられた。このことから、アメリカ合衆国では、統合システムとして完全に設計を刷新したイージスシステム(AWS)が開発された。 またこれと関連して、これまでは捕捉レーダーや追尾レーダーなど、それぞれ独立して存在していたレーダーを統合した、多機能レーダーが開発された。その先鞭をつけたのはイージスシステムのAN/SPY-1であるが、ヨーロッパでもアスターSAMに対応したアラベル (仏)、ヘラクレス(仏)、SAMPSON(英)やEMPAR(仏伊)などが、またドイツやオランダでもスタンダードSAMに対応したAPARなどと言った機種が開発されている。 イージス艦 アメリカ海軍タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦 アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 コンステレーション級ミサイルフリゲート 海上自衛隊こんごう型護衛艦 あたご型護衛艦 まや型護衛艦 スペイン海軍アルバロ・デ・バサン級フリゲート F-110型フリゲート(英語版) ノルウェー海軍フリチョフ・ナンセン級フリゲート 大韓民国海軍世宗大王級駆逐艦 オーストラリア海軍ホバート級駆逐艦 PAAMS搭載艦 フランス海軍フォルバン級駆逐艦 イタリア海軍軽空母「カヴール」 アンドレア・ドーリア級駆逐艦 イギリス海軍45型駆逐艦 APAR搭載艦 オランダ海軍デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン級フリゲート デンマーク海軍アイヴァー・ヒュイトフェルト級フリゲート ドイツ海軍ザクセン級フリゲート その他SM-2MR搭載艦 カナダ海軍イロクォイ級ミサイル駆逐艦 大韓民国海軍李舜臣級駆逐艦
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