目的建設のあゆみ規模等とは? わかりやすく解説

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目的・建設のあゆみ・規模等

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 08:59 UTC 版)

胆沢ダム」の記事における「目的・建設のあゆみ・規模等」の解説

この結果1973年昭和48年)に「胆沢川総合開発事業」として新石淵ダム建設事業計画された。その後ダム名は新石淵ダムから河川名所在地名を採り「胆沢ダム」へと変更された。 堤高は127.0mと北上川水系では最大規模であり、総貯水容量湛水面積玉川ダム玉川)・津軽ダム岩木川)・田瀬ダムに次ぐ大規模なダムである。ダム建設に伴い42世帯住民移転余儀なくされ、加えて尿前温泉水没する事から補償交渉難航1990年平成2年)には水源地域対策特別措置法指定を受け、補償に伴う補助金嵩上げ移転生活再建のための手厚い対策提案し1992年 (平成4年) 2月補償交渉妥結し調印こぎつけた補償交渉並行して1989年平成元年9月環境アセスメント手続き終了1990年5月平成2年ダム建設基本計画告示がなされ、補償交渉妥結調印後本格工事着手する1993年2月平成5年)付替国道397号建設工事着手1998年6月平成11年胆沢川転流トンネル工事開始等を経て1999年6月基本計画変更告示がなされ、完成平成25年度に、総事業費が1360億円から2440億円に変更になった2003年1月平成15年堤体基礎掘削工事開始2005年10月平成17年堤体盛立工事開始2006年10月平成18年洪水吐き打設開始された。 ダム型式は、中央土質遮水壁型ロックフィルダムである。中心に通しにくい粘土層(コア)を配し次に粘土層が流失しいために砂利層(フィルター)・その外側二層巨石層(ロック)を配する胆沢ダムの、設計堤体積は1350m3であり、国内では2008年10月完成した徳山ダム岐阜県)の1370m3に次ぐ第2位堤体高さは132mで国内11位、堤体長は723mで国内第1位(徳山ダムの1.7倍、黒部ダム1.5倍)の巨大ダムである。 洪水吐きは、ダム湖規定水位越えた分のは、洪水吐きゲート通り流下する自然調整方式であり、常用水位が常に維持されるまた、台風集中豪雨等による急激な水位上昇の時は、洪水吐き流入部の右壁(117M)を乗り越えて流下する横自由越流方式採用している。(計画最大放流量350/s) 胆沢ダム建設の目的は、1)胆沢川流域及び奥州一関市間の北上川洪水調節、2)胆沢川流域農地への既得水利権分の不特定利水胆沢川流域農地の新規灌漑、3)水沢区・江刺区下流域の上水道供給、4)胆沢川水位安定、5)石淵ダム完成時より水力発電手掛けている電源開発株式会社による発電、である。 ダム堤体工事材料は、1)ロック部の巨石は、ツブ北方の『大森山』から約5Km工事道路作り90トン巨大ダンプトラック運搬し、2)コア部の粘土は、温泉施設ひめかゆ後方高台『慶存(けいそん)地区』から、約1Kmベルトコンベアー運搬し小砂利ブレンドし一ヶ月ほどおいてから使用し、3)フィルター部の砂利堤体下流胆沢川流域の物を使用している。コア材とフィルター材の運搬には55トン38トンダンプトラック使用された。

※この「目的・建設のあゆみ・規模等」の解説は、「胆沢ダム」の解説の一部です。
「目的・建設のあゆみ・規模等」を含む「胆沢ダム」の記事については、「胆沢ダム」の概要を参照ください。

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