百円銀貨(鳳凰)
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「臨時補助貨幣#昭和30年・32年制定の円単位臨時補助貨幣」も参照 戦後の1957年(昭和32年)12月11日に、初めての百円硬貨として鳳凰を意匠とする百円銀貨が発行された。表面に羽を広げた鳳凰の図柄および「日本国」と「百円」の文字、裏面には旭日を囲む4輪の桜の花の図柄と「100YEN」、製造年が配されている。硬貨では、当時の最高額面(最高額面の紙幣は、同年に発行された5,000円紙幣)。
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百円銀貨(稲穂)
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「臨時補助貨幣#昭和34年改正の円単位臨時補助貨幣」も参照 鳳凰の図柄の百円銀貨の発行開始年から2年後の1959年(昭和34年)2月16日には量目・品位をそのままに、デザインが稲穂に変更された。表面には稲穂の図柄および「日本国」と「百円」の文字が、裏面には図案化された分銅型に重ねて「100」の数字、その上下に分かれて製造年が表記されている。なお、この際に五十円硬貨もデザインが変更となり、デザインは共に一般公募された。製造期間は1959年(昭和34年)~1966年(昭和41年)だが、昭和37年銘(1962年)は製造されていない。 1964年(昭和39年)には東京オリンピックが開催され、それに合わせて100円銀貨のデザインを一部変更した記念貨幣が1964年度(昭和39年度)の通常百円硬貨製造計画8000万枚の枠で製造され、同年9月21日に発行された。その記念貨幣は、表面は聖火と五輪が入ったデザインとなり、裏面については「100」の字体が少々太い他、通常貨幣ではその数字の左右にある横線が記念貨幣では除かれており、「TOKYO 1964」の文字が追加されているデザインとなっている。年号表記は、「昭和三十八年」のように通常貨幣では漢字で統一されている文字が「昭和39年」の様に漢字とアラビア数字が混在したものとなった。 当初は10年間で8億枚を製造する計画であったものの保有銀量が不足していたうえ、電子工業、写真工業など当時世界的な銀需要が増大していた。アメリカが1965年(昭和40年)から50セント硬貨の銀量を引き下げ、25セント硬貨や10セント硬貨を白銅張り銅に切り替えるなど、世界的な銀貨離れの中、日本もこれに倣い1967年(昭和42年)から白銅貨に切り替えられることとなり、稲穂デザインの百円銀貨は一般流通用として日本最後の銀貨となった。なお百円銀貨が発行されていた時代には、板垣退助の肖像の百円紙幣(B百円券)と並行して流通していたが、この紙幣が日本銀行から支払い停止になったのは、百円白銅貨の発行後の1974年(昭和49年)であった。 「日本の銀貨」も参照
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百円銀貨
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1957年(昭和32年)から1958年(昭和33年)にかけて発行された鳳凰の図柄の百円銀貨、および1959年(昭和34年)から1966年(昭和41年)にかけて製造発行された稲穂の図柄の百円銀貨の2種類が存在する。 仕様の変遷は下記の通り。素材(銀60%、銅30%、亜鉛10%の組成の銀合金)、直径(22.6 mm)、量目(4.8 g)、周囲のギザは2種類とも同じであり、いずれも法定通貨として有効である。 名称発行開始日発行終了年図柄百円銀貨(鳳凰) 1957年(昭和32年)12月11日 1958年(昭和33年) 表面:鳳凰裏面:旭日、桜花 百円銀貨(稲穂) 1959年(昭和34年)2月16日 1966年(昭和41年) 表面:稲穂裏面:分銅 これら2種(鳳凰、稲穂)の百円銀貨の品位は.600である。2021年(令和3年)時点での銀相場は、1グラムあたり90〜100円で推移している。仮に100円とした場合の百円銀貨に含まれる銀の価格は 100 × 4.8 × 0.6 = 288円となり額面金額を超える。これらの百円銀貨は古銭商による買取の対象となることもある。なお、鋳つぶしたり鋳つぶす目的で集める行為は貨幣損傷等取締法による処罰(1年以下の懲役又は20万円以下の罰金)の対象となる。
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