古銭商
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/02 00:48 UTC 版)
「マイアー・アムシェル・ロートシルト」の記事における「古銭商」の解説
1764年にフランクフルトへ戻る。古銭研究が好きだったマイアーは蒐集していた中東のジナール金貨、ドイツの旧銀貨ターレル、ロシアやバイエルンの鋳造貸など古銭の販売業を開業したが、一般人相手には全く売れなかった。 しかしオッペンハイム家で働いていた頃に知遇を得ていたハノーファー軍人エメリッヒ・フォン・エストルフ(ドイツ語版)将軍を顧客に得ることができた。当時将軍はフランクフルトに近いハーナウ宮殿の主であるヘッセン=カッセル方伯世子ヴィルヘルム(後のヘッセン・カッセル方伯ヴィルヘルム9世、ヘッセン選帝侯ヴィルヘルム1世)に仕えていた。将軍の紹介で宮廷内の高官たちを次々と顧客に獲得し、やがてヴィルヘルムからも注文を受けるようになった。 1769年にはハーナウ宮殿の御用商人となる。
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