白夜新聞
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「四龍」の一社。明治12年創立。日本最大の新聞社。新聞の発行のほか、出版、スポーツ大会の開催、芸術作品の展示や公演なども行っている。日本はおろか世界各国の主要都市に支部を展開しており、堅固なネットワークを持つ。拳願仕合通算戦績:1422勝691敗。企業序列第3位。 二階堂 蓮(にかいどう れん) 声 - 沢城千春 通称『番人』。24歳。失伝したとされる日式中国拳法「天狼拳」の達人で、旧日本軍特殊部隊「天狼衆」の長。台湾出身。端正な容姿から初参戦にして早くも黄色い声援を浴びる。キザなナルシスト。 東電に雇われて、武本を倒し白夜新聞正闘技者の座を奪う。トーナメントでは桐生刹那と対戦。どちらも美形であることから会場中の女性客を興奮させた。 東電関係者の中では割とまともな部類に入るが、普段から過剰な露出の服装を好むセンスは致命的なまでに変態的で、松田からは猥褻物に例えられた。話が長く若干口が軽いのが欠点。また壊滅的なファッションセンスとは裏腹に人見知りが激しい部分がある。船に乗る前に酔い止めを配るなど意外に気が利く。 拳法家としての実力はかなり高く、達人と謡われた武本を無傷で圧倒し、若くして奥秘までも極めている。暗殺者としても優秀で、自作の暗器を携帯している。同郷で同じく天才拳士とされる劉と比べると、個人の戦闘では分が悪いが戦場であれば不覚を取ることはないとされる。 トーナメント1回戦では刹那を格下と侮り油断していたことで開始早々左肩を破壊され、「奇龍」を打ち込んで一矢報いるも、カウンターを喰らった上に刹那の中の「阿修羅」を覚醒させてしまう。その後は圧倒され続け、得体の知れない悍ましさに恐怖を覚え、あまりの力量差の前に降参を決意するも左胸に羅刹掌を食らい敗北する。仕合後は心停止に陥っていたが部下の救命措置で蘇生、最大の目的であった爆弾の設置も自身の仕合の裏で部下たちに命じて完了させていた。 仕合後すぐに姿を消したが2回戦終了後、要人爆殺の責任を速水が全て自分たちに押し付けようとしていることを知り叛逆を決意、仕掛けていた爆弾をクーデター前に全て回収していた。 同僚で唯一死亡した目黒にも仲間意識はあったのか、願流島を発つ前に島内に作られた墓へ献花している。 トーナメント後は大日本銀行に就職しており、『ケンガンオメガ』では護衛者の「天狼隊」隊長として天狼衆を率いている。使用武術・天狼拳 忍術と中国拳法を融合させた日式中国武術。日中戦争時、突如現れ中国軍を圧倒した正体不明の拳法家達(=天狼衆)が使用したが、その後失伝したと言われていた。一対多、あるいは集団戦を想定した戦場の拳であり、忍の末裔であるため隠密行動や破壊工作を得意とし、素手の格闘だけでなく武器術も体系に含まれている。 主な技 嵐(ラン) 拳による高速のラッシュを繰り出す技。 背地背水脚(ハイチハイスイキャク) 仰向けダウンの状態から、倒立のような形で真上に蹴り上げる技。 奇龍(クイロン) 天狼拳の奥秘。両手の間で超圧縮した空気を相手の至近距離で炸裂させ爆音で強制的に動きを止める「虚」、背後に回り耳元で秘伝の呪詛を囁くことで催眠状態にする「幻」、催眠で無防備となった相手に渾身の発勁を叩き込む「光」、という3段階の手順を瞬時に行うことで完成する技。申し合わせ有りの組稽古ですら発動するのは不可能と言われる高難度を誇るが、片腕が破壊されていても使用できるという利点もある。 光打(グァンダ) いわゆる発勁。単発で使うこともあるが、「奇龍」のフィニッシュとしても使われる。 炎(イェン)、蔡(ツァイ)、梅(メイ)、黄(ファン) 二階堂の配下の「天狼衆」。速水の依頼を受け、主が仕合をしている間にトーナメント会場のいたるところへ爆弾を設置した。 『ケンガンオメガ』では「天狼隊」として大日本銀行に所属している。 赤野 鉄砂希(あかの てさき) 白夜新聞社長。66歳。企業ランクは高いが、現在は特定の闘技者を雇っていない。 トーナメント開始前に二階堂によって会長就任の夢を絶たれる。速水の傀儡となり1回戦突破失敗の責任を取らされ拘束される。クーデター失敗後は蕪木に解放され、協力を強制されていたということで放免された。 武本 久安(たけもと ひさやす) 武本流実戦拳法の創始者。82歳。45歳から37年間で90回以上の野仕合を行いその全てに勝利し『武神』と呼ばれるに至った。老齢ながらいまだ現役で、達人とも評されていたが、拳願号船内で二階堂に敗れ闘技者の座を追われる。
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