登場人物の初登場など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 07:58 UTC 版)
「水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)」の記事における「登場人物の初登場など」の解説
うっかり八兵衛(高橋元太郎)は当初、弥七に弟子入りを希望していた盗賊の見習いだった(初登場は第2部)。八兵衛が弥七を「親分」と呼ぶのはそのため。 霞のお新(宮園純子)は弥七を父の仇と思い込まされ(初登場は第3部)、光圀の命を狙う刺客として登場した。 かげろうお銀(由美かおる)も当初の目的(初登場は第16部)は金銭面で困窮する藤林一門を救うべく、賞金目当てで光圀の暗殺を図っていたが、事情を知った一門の頭領である祖父・藤林無門に叱りつけられた上に光圀の寛大な心により、光圀一行に進んで加わった。なおこの時お銀を叱りつけた無門役は、後に3代目光圀となる佐野浅夫である。 第31〜42部1話で登場した疾風のお娟は風魔一門の山賊の出身。当初の人物像や設定は一人称が「俺」で男口調で話すなど、お銀とは大きく異なっていた。また戦闘時のスタイルもお銀のレオタード風の衣装とは異なり、普通の忍装束だった。第30部以降は上記の「第29・30部のアナザーストーリー化とその解消」にもあるように、視聴者の要望を反映してか次第にお銀との統合が図られ、1000回記念スペシャルなどでは設定上お銀とお娟は別キャラのはずなのに、飛猿やうっかり八兵衛と以前から面識があるかのような描写があったりする。 柘植の飛猿(野村将希)は初登場時(第17部)は、かつての霞のお新やかげろうお銀同様に光圀一行を狙う刺客一味の一人と思われていた(お銀は煙の又平の仇と思い込んでいた)が、実は裏では恩義ある鳥羽藩のために刺客一味の動きを逐一調べつつ、光圀一行を陰で支えていた忍び(いわゆる二重スパイ)だった。基本的に体術で敵を圧倒する彼であるが、第17・18部では刀を帯刀していた。 第31〜37部で登場した風の鬼若(照英)は、第31部第3話でアキ(斎藤晶)の母親・およう(古柴香織)を捜すために抜け忍となった身で、柘植一族から命を狙われていることが判明。その後第9話で、光圀暗殺計画も絡んだ柘植の里の危機を救ったことで罪を許され、正式に一行に加わる。第37部10話で、秋田杉の山守をしていた母方の祖父・半右衛門(綿引勝彦)の仇を追うアキを庇って凶弾を浴びそのまま崖から転落、生死不明となるが(次の第11話から入れ替わる形で2代目弥七が登場)、第23話(最終話)で帰郷するアキを迎えに来るという形で姿を見せ、生存が判明した。 第29・30部で登場した素破の次郎坊(コロッケ)は、元々は柳沢吉保に雇われ光圀の命を狙う刺客だった。金さえ払えば誰にでもつくという変装と声帯模写の名人で、武器として独楽を用いる。最初はクールな忍者だったが次第に光圀の味方になっていき、第30部では陰陽師に転身して神出鬼没かつコミカルな所を見せ、コメディリリーフ的な役割を担っていた。 第29・30部では石坂浩二が4代目黄門となったことに伴い配役の若返りが断行され、うっかり八兵衛は存在(設定)自体が消滅したが、1000回記念スペシャルで復活した(詳細は上記の「第29・30部のアナザーストーリー化とその解消」を参照)。 第33〜35部で登場したよろず屋の千太(三波豊和)は「よろず屋」の名の通り、さまざまな仕事を器用にこなす今でいう便利屋。明るく元気はいいが結構失敗も多く、それでいて愛嬌があって憎めないキャラ。「合点承知の助」が口癖で、第33部で疾風のお娟に助けられたことがきっかけで旅に同行するようになった。恩人でもあるお娟に憧れていて追っかけとなったが、彼女からはしばしば冷たくあしらわれている(でもまんざらでもなさそうにも見える)。 第36〜39部で登場したおけらの新助(松井天斗)はよろず屋の跡取り息子で、明るく気立ては優しいがそそっかしく、トラブルを持ち込むこともしばしば。元々は父親の権太(魁三太郎)への孝行のために、実の祖父と噂される萩焼の陶工・一ツ窯の太兵衛(石立鉄男)に会うべく第36部10話から勝手に旅についてきて、目的を果たした後もそのまま同行していた。また権太の他にも母親のおかつ(重田千穂子)、居候の安五郎(桜金造)がゲストとして登場し、最初は新助を江戸の実家に連れ戻そうとしていた。なおこの新助は、うっかり八兵衛や千太に比べて「若々しさ」を前面に出したキャラクターとして造形された。 第40〜43部では林家三平が演じるちゃっかり八兵衛(第42・43部では一部設定の刷新に伴い一行の旅の案内をする先達者という設定になり、名前も「ちゃっかり」の冠称がなくなっている)が登場している。これは内藤剛志が2代目を演じる風車の弥七のような「2代目うっかり八兵衛」ではなく、うっかり八兵衛が江戸に腰を下ろした(光圀一行の共から離れた)後に出会った孤児で、同じ「八兵衛」の名前であった縁から親代わりに面倒を見るようになった養子という、あくまで「2代目八兵衛」という位置づけである。このため、第40部の第1話と第20話(最終話)ではうっかり八兵衛との共演が実現している(そもそもちゃっかり八兵衛が光圀一行に加わったのも、「かつての自分のように諸国を旅させて、様々なことを学ばせてやりたい」とうっかり八兵衛が光圀に頼んだため)ほか、ちゃっかり八兵衛は養父のうっかり八兵衛を「おやじさん」と呼んで慕っており、弥七のことも養父同様に「親分」と呼んでいる。また養父同様にお調子者かつ食いしん坊なほか、茶屋で手に入る割り箸や紙くずを様々にリサイクルするのが得意で、それを売っては小銭を稼いでいる所から「ちゃっかり」といわれる。
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