登場人物のモチーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 08:49 UTC 版)
(以下、仮面ライダーシリーズに関する記述はSTUDIO HARD編『仮面ライダー画報-仮面の戦士三十年の歩み』を参考とする。) 仮面ボクサー / 拳三四郎(コブシ -) 直接的なモデルは仮面ライダーであるが、マスクやマントの意匠は変身ヒーローの最大公約数的な作者オリジナルのデザインである。 金野卵郎 髪形のモチーフは『あしたのジョー』の主人公矢吹ジョーか。 世界征服ジム首領 ローブとフードをまとったデザインは『仮面ライダーアマゾン』の「真のゼロ大帝」に近いが、より漫画的に笑った口がフードにあしらわれている。 怪奇クモボクサー モチーフは『仮面ライダー』の「蜘蛛男」、『仮面ライダーV3』の「ドクバリグモ」など。特にマスクの意匠や長いリーチ、脇腹の2対の簡略化された脚など、クモをモチーフにした怪人の中でも『仮面ライダーBLACK』の「クモ怪人」に最も良く似る。名前は『仮面ライダー』第1話のサブタイトル「怪奇蜘蛛男」に由来する。 怪人カマキリボクサー モチーフは『仮面ライダー』の「かまきり男」、『仮面ライダーアマゾン』の「カマキリ獣人」など。マスクの意匠や両手の先がカマと化しているデザインはカマキリをモチーフとした怪人の中でも『仮面ライダーBLACK』の「カマキリ怪人」に特に似るが、カマキリ怪人登場話の放映(第25話、1998年3月27日)が掲載号発行の約一ヶ月前という時期にあたるため影響の有無を計るのは難しい。名前は『仮面ライダー』第5話のサブタイトル「怪人かまきり男」に由来する。 恐怖コブラボクサー モチーフは『仮面ライダー』の「コブラ男」、『仮面ライダー (スカイライダー)』の「コブランジン」など。頭部からヘビの全身が伸び、両手がそれぞれヘビの頭部と尾を模しているというデザインは、ヘビをモチーフにした怪人の中でも『仮面ライダースーパー1』の「ヘビンダー」の特徴と一致する。名前は『仮面ライダー』第9話のサブタイトル「恐怖コブラ男」に由来する。 ブロンドボクサー 真ん中分けのヘアスタイルや胸を強調したコスチュームは仮面ライダーシリーズでは『仮面ライダースーパー1』の「魔女参謀」を思わせるが、魔女参謀は黒髪であり全体の妖艶な雰囲気も可憐なブロンドボクサーのイメージと大きく異なる。むしろ『バトルフィーバーJ』の「ミスアメリカ」などの仮面の女性戦士にそのルーツをうかがう事ができよう。「地上最強の美女」の異名は『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』のタイトルにも使われるが、変身ヒーロー作品と異なる同作との関連は定かではない。 食虫植物ボクサー モチーフは『仮面ライダー』の「サラセニアン」。マスクのデザインもサラセニアンに非常に良く似る。 ゴッドボクサー / マーク・パイソン マーク・パイソンのモデルは執筆当時絶頂期のヘビー級統一チャンピオンマイク・タイソンで、ファイトマネーの搾取のエピソードも当時の噂に基づくもの。ゴッドボクサーのモチーフは他の怪人ボクサーほど明確ではないが、『仮面ライダーX』の敵組織の名前は「GOD(ゴッド)」であり、GODの幹部「アポロガイスト」のマスクのデザインは翼に似た意匠や突き出た顎部など、ゴッドボクサーのマスクと共通項も多い。 江戸井・U作 モデルは松田優作演じる『太陽にほえろ!』のジーパン刑事で、劇中世界征服ジムからの脱走のシーンではBGMとして「青春のテーマ(ジーパン刑事のテーマ)」が指定されている。
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