登場したメタルファイター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 14:35 UTC 版)
「レッドバロン (アニメ)」の記事における「登場したメタルファイター」の解説
レッドバロン 実写版レッドバロンをスマートかつマッシブにしたデザイン。頭部にコクピットがあり、口の部分から乗り込む。もともとは冴場翔子が人命救助目的でつくったロボットで、彼女が開発したコントロールシステムは人間以上の動きを可能にする。赤いボディには「バロニウム」と呼ばれる特殊合金を使用しており、あらゆる環境に耐えられる機体強度を持つ。ただしピンポイントの攻撃には弱く、ゴールドバロンの超エレクトリッガーで装甲を貫かれジェネレーターを破壊される事態が起きている。また、刀やドリルなど刃物系の武器でもダメージを受けることがあった。 必殺技『エレクトリッガー』は、実写版では耳から出るビーム兵器だったが、アニメでは電撃を伴った必殺パンチになっている。他にも、縦に回転しながら電撃を帯びた脚部で踵落としを食らわせるキック技、『ローリングサンダー』などを使う。 レッドバロンの操縦には強い精神力が必要なため、拳以外のドライバーでは動かすことすら困難である。ROUND.1の戦闘時ではコントロールシステムが未調整であるにも関わらず、鉄面党の追手を迎撃することに成功している。 物語後半で『ショルダーアーマー』『アームブレード』『ニーキックパイル』『サマーソルトキックブースター』のアタッチメントが製作され、性能がアップした。通常は必要に応じて1〜2種類のみを装着するが、全装備を装着することも可能。ただし、重量の関係上若干動きが鈍くなる。 最終決戦前に冴場博士によりコントロールシステムに改造が加えられ、“火事場のバカ力”だったサイコパワーを常に発揮できるようになった。サイコパワーで飛行も可能になったが、ドライバーにかかる負担も大きくなった。 元が人命救助目的のロボットだけに、特撮版にあったミサイルやビーム、ロケットパンチなどの兵器の類は一切装備されていない。 神龍 頭部に辮髪のようなものをつけているカンフー使いを彷彿とさせるメタルファイター。他のメタルファイターよりも細身のプロポーションであり、トンファーを装備している。必殺技は回転しながらの蹴り『龍覇旋風脚』。トーナメントでカンフータイガーに破壊される。 初登場した際にはその動きの滑らかさから、拳は「本当にロボットの動きなのか」と驚いていた。 ニュー神龍 孔明の新しい機体。頭部が龍のようなデザインになっており、初代神龍よりもややマッシブなプロポーションとなった。武器は同じだが、さらに高速回転して土煙を巻き上げながら土にもぐり身を隠し、敵の足元から出現、そのままアッパーを放つ奇襲技『天昇龍神拳』と、龍の形をしたエネルギー波を放出して周囲のものを吹き飛ばす、『究極超絶龍』が追加された。(エネルギー不足のためヴィーナスからエネルギーをもらって使用した) 水龍 孔明の3番目の機体。シグマタワー突入作戦時に大破したニュー神龍にかわる機体。外観自体はニュー神龍と殆ど大差が無いがエネルギー関連の改良がなされている。初登場時に拳や仲達に「水牛」や「水餃子」とボケられ、孔明の怒りを買った。そのためなのか、それ以降はこの機体もニュー神龍同様に神龍と呼ばれるようになっていた。 カンフータイガー 白虎がデザインモチーフのメタルファイター。アメリカが開発したコントロールシステムはレッドバロンと同等かそれ以上である。必殺技は両手から出す爪で敵を貫き、内部のメカを抉り出す『白虎殺人拳』で、これを使って初代神龍を倒した。なおデスバロンとの最終決戦のみ、百虎殺人拳が虎の形をしたエネルギー波を飛ばす攻撃になっていたが、これが下記のゴールドバロンの項にあるように本機がサイコパワーが使えるように改造された恩恵かは明確ではない。 ゴールドバロン カイザーがレッドバロンのデータを元につくったメタルファイター。全身が黄金色でレッドバロンを豪華にしたようなデザイン。目はバイザーで隠され、発光時以外は見えない。ゴールドジャベリンという槍を装備し、非使用時は両肩に分割収納されており、使用時に射出・合体する。ウェイブライダーという飛行メカに搭乗する。レッドバロンに似たような性能・武器を持ち、それぞれがレッドバロン以上である。 必殺技はレッドバロン同様の打撃技『超エレクトリッガー』、『ハイパーローリングサンダー』、シャドーの得意技である『チャランボ』(その威力はニーキックパイルに匹敵する)、そして両手から放つ光線『ライジングハリケーン』、高性能なサーチシステムとそれで分析した情報を元に敵の動きを予測する“予知コンピューター”を搭載。ニュー神龍を倒し、レッドバロンを圧倒するが、拳のサイコパワー発動までは予測できず倒された。それ以降は味方となる。 マザーバロン戦でレッドバロンと合体攻撃『ダブルエレクトリッガー』を披露した。実はゴールドバロンはシグマタワーの生産システムにより開発されたもので、タワー侵入の際には搭載コンピューターで弱点を探っていた。 最終決戦前に冴場博士によって水龍、カンフータイガー、ゴールドバロンはレッドバロン同様サイコパワーが使えるように改造された。 ヴィーナス マリリンが乗り込むメタルファイター。天使をイメージしたのか翼を持ち、ロングヘアーまで付いている女性型機体。指先からレーザーを出す。ニュー神龍との絶妙なコンビネーションから生まれた合体技『究極超絶龍』で孔明と共にバロン軍団を全滅させた。 マザーバロン コンピューターシグマがシグマタワー内での戦いで使用したレッドバロンをモデルとしたロボットだが悪魔的なデザインのため、あまり原型を留めていない。胴体から伸びている卵管からバロン軍団の卵を産み落とす。再生能力を持ち、非常に打たれ強い。 デスバロン コンピューターシグマがつくったレッドバロンをモデルとした、マザーバロン以上に悪魔的なデザインのロボット。フウジンとライジンを率いて登場。もう一人の拳が操縦する「死を司るバロン」。フウジン、ライジン同様ほかのメタルファイターより大きく、レッドバロンの約3倍。 フウジン、ライジン デスバロンにつかえるバロン型モンスターロボ。フウジンは青い女性型、ライジンは茶色い男性型。その名前のとおりフウジンは突風、ライジンは雷の球体で武器とする。水龍、カンフータイガー、ゴールドバロンを圧倒した。
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