派生南斗聖拳
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南斗無音拳 使い手はGOLANのカーネル。彼曰く「世界最強の殺人拳」。カーネルは元特殊部隊レッドベレーの軍人で、様々な殺害の技術を研究し、その中でも中国拳法は得意と登場時に本人が説明している。 無音拳としての技か不明瞭なものもあるが、劇中でカーネルが見せたのは「気配を消す」、「指に鋭利な鉄爪を装着して切りつける」、「小さなブーメラン型の刃を投げる」、「相手の行動を先読みする」、「近くにあった槍を投げつける」という行動。アニメ版ではこれに加え初登場時に部下に命じる際「自分の姿を宙に投影する」という能力も見せている。 これらのうち素手ではなく鉄爪は彼の斬撃をフォローするものであり、無音拳の本質に何ら関係のない装備と思われるという説が書籍などにみられる。極意は気配を消し去って敵の背後を取って、致命の一撃を与えることにあり、ケンシロウの背後を取ったり、動きを先読みして攻撃を当てたり避けたりして、ケンシロウをそれなりに苦戦させた。 南斗双斬拳 聖帝サウザーの部下、ベジとギジの2人組が使い手で投剣を使用する。敵を挟んで各々2本(合計4本)の投剣を恐ろしい速さで投げ合って動きを封じ、次第に間合いを詰めてとどめを刺す。一つのミスが命取りとなる技だけに高い練度が求められる拳である。 南斗双鷹拳 バズ、ギルのハーン兄弟が伝承者。南斗聖拳108派のひとつ。個々でも屈強だが、極意は二身一体からの攻撃で、技のひとつに空中で相棒を振り回しその勢いで斬撃を食らわす「双羽落爪破」がある。 南斗比翼拳 ユダの副官・ダガールの拳。南斗聖拳108派中、ユダ配下である23派のひとつ。両手の手刀による斬撃を中心とする流派のようである。作中および『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』で両手の斬撃の描写があり、作中で部下二人、『天の覇王』でレイナの剣を寸断している。『天の覇王』より拳法名が判明し、比翼とは中国の空想上の鳥「比翼の鳥」の略である。 南斗飛燕拳 『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』に登場。聖帝サウザー配下のハッカとリロンが伝承者。南斗聖拳108派のひとつ。上空からの手刀による攻撃が中心で、滑空するのに適した、両端に指が通せる、翼のようなマントを羽織っている。強敵に対しては、2人同時攻撃による奥義・双燕乱舞がある。 南斗流鴎拳 『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』に登場。南斗の智将・リュウロウの拳。南斗聖拳108派のひとつ(作中、リュウロウが南斗の重鎮だったこと、分裂による南斗同士の争いに嫌気が差し、108派から袂を分かち合って隠遁したことが述べられている)。身軽に空中を飛びかって、自在に斬撃や突きを見舞わせるその拳は、ラオウの攻撃をかわして手傷を負わせ、同じくラオウと対戦して一方的に敗れた六聖拳の水鳥拳(レイ)や紅鶴拳(ユダ)とは違って善戦した。 アニメ版では、ラオウの右肩の防具を砕いた最初の一撃に奥義名がつけられた(「嘴翔斬〈ししょうざん〉」)。 南斗翡翠拳 『レイ外伝—華麗なる復讐者—』に登場。拳王侵攻隊の女流拳法家・カレンの拳。兄のマサヤも伝承者だった。南斗白鷺拳の派生流派で足技からの斬撃を主体とする。奥義に南斗雷脚斬風陣がある。 南斗紅雀拳 『蒼黒の餓狼 -北斗の拳レイ外伝-』に登場。南斗聖拳108派のひとつで伝承者はザン。彼曰く「優美で美しいが、実態は比類なき残虐非道の拳」と、南斗水鳥拳の特色と酷似した説明をしているものの、六聖拳である水鳥拳との力量の差は明白となりレイより実力的に劣る。連載当初は南斗孔雀拳の名で登場し、鮮やかな飾り羽を持つ美しさとは裏腹に、悪食で毒虫や毒蛇類を好んで食らうクジャクの獰猛な姿をなぞらえ、水鳥拳と互角に渡り合える強力な拳だった。 南斗神鳥拳 『金翼のガルダ -南斗五車星前史-』の主役、忘星の将ガルダの拳。前伝承者はガルダの母ビナタ。ガルダが幼い頃に、ビナタが忘星の運命に殉じたので、ガルダは我流で伝承した。空中戦を真髄とし、高速の速さで切り裂かれた物は、摩擦で発火して炎上する。 また、刃を仕込んだ鉄扇を武器とする。
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