決勝戦「5000m大食耐久競争」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 19:01 UTC 版)
「喰いしん坊!」の記事における「決勝戦「5000m大食耐久競争」」の解説
王総合公司保養所の庭園にて開催される。その名の通り、一周5000mのコースに5つの食地点を置き、合計15kgの耐久大食いに挑む。移動自体は車で行うが、食地点到着時に車から降りられなければ即失格となる。 第1食 - 勝負食:ペペロンチーネ1kg全員特に問題なく完食。次ステージへ。 第2食 - 勝負食フライドチキン2kgほぼ全選手問題なく食べていたが、途中で肉片が骨に残っていた場合は完食扱いにならない旨(係員によりチェックが行われる)が明かされ、ほぼ全員(とはいっても急いでいた選手だけで、落ち着いて食べていた美麗、満太郎、ラインハルトはまったく動じなかった)が焦る。それでも8人が完食し、残るはホセとカルロスのみとなる。ほぼ同時に完食するも、カルロスがバスに向かっている途中に肉片を残したことに気づき、時間間際にそれを完食。ホセは同じく残していたものの気づかず、バス乗車後に係員によって失格が言い渡された。(残り9人) 第3食 - 勝負食:ショートケーキ3kgヴァンゲリスは苺とクリームを片付けてからスポンジを茶で流す、満太郎は苺、クリーム、スポンジをすべて交互に食べる、美麗は苺→クリーム3回→スポンジのサイクルで食べる、ラインハルトは3段に切り分けて片付ける、楊は豪快に大きなスプーンで掬って食べる、エミリーはアバウトに切って食べ進める、アントニオはクリームを苺の酸味で全て食べ終えてからスポンジを食べる、カルロスは苺を全て残してスポンジとクリームを食べる、ニコライはただ単に切り分けて食べるという「九者九様」の食べ方で食べ進める。 全員自らのペースを守っていたが、中盤ニコライとエミリーが猛スピードでスパートをかけ、ニコライが一番乗りで完食。しかし水の大量摂取のため満腹になりリタイアとなる(残り8人)。その後エミリーが完食、三食続けてトップ通過となる。 その後、ヴァンゲリスがギブアップ(残り7人)となるものの、ラインハルト・カルロス・美麗・揚は問題なく勝ち抜け。残ったアントニオも必死に粘るが、無情にもタイムアップ(残り6人)となった。 第4食 - 勝負食:ロコモコ4kg開始前、エミリーがバスを降りられず棄権。(残り5人) 米・ハンバーグ・目玉焼き・サラダと四種類の食材がミックスされた勝負食。それぞれの特徴を正確に把握しなければ完食は不可能となる。 ゲーム開始直前、満太郎のみ箸を要求。全員ハンバーグ本体を攻める事を優先させる(揚のみ途中で目玉焼きを啜って完食している)。途中、限界を感じた揚が美麗に望みを繋ぐため、捨て石になる覚悟で無理にペースを上げ、他の選手を潰そうと試みる。しかし引っかかったのはラインハルトとカルロスのみ、しかもラインハルトはギブアップ(残り4人)したもののカルロスは根性で勝負を続行。結果揚は力尽き脱落となる。(残り3人) その後、カルロスは乱れたペースを修復する事が出来ず結局ギブアップ。(残り2人)満太郎と美麗の一騎討ちとなる。2人はほぼ同時にハンバーグ本体を完食。その後係員に満太郎は丼・醤油を要求、美麗は丼・水を要求し、満太郎は米と目玉焼きを丼に移して醤油をかけて混ぜ合わせ食べ進め、美麗は米を丼に移し水をかけてすすり食いをして食べ進む。(係員が要求した物を持ってくる間に満太郎はサラダ、美麗は目玉焼きを完食している) 結局、2人とも完食。第5地点に進むことになった。なお、ここでリタイアした3人の残りの量は詳細には描写されておらず、揚・ラインハルト・カルロスのうち誰が3位に入賞したのかは不明である。 第5食 - 勝負食:中華コース料理5kg小龍包・酢豚・海鮮五目ヤキソバ・フカヒレ姿煮・フカヒレスープ・チャーシュー・エビチリの7種類からなるフルコースの勝負食。制限時間内に完食できなかった場合は計量勝負となる。この勝負に関しては計量勝負での決着が前提となっており、テーブルの上の食材残量(単位はkg)が常に表示される仕掛けになっている。料理は時間が経過して全て冷めている。 満太郎、美麗共に完食はできないと判断し、極力食べやすい料理に狙いを絞ることに決める。その結果、満太郎はフカヒレ姿煮とエビチリ、美麗はフカヒレスープに浸したヤキソバをそれぞれ完食する。 その後満太郎は大好物である酢豚とチャーシューで勝負を決めようとするが、どちらにも八角が使われていたため断念。更にヤキソバも啜る労力の割に重量が稼げず、その結果、食べづらい冷めた小龍包を選択せざるを得なくなった。対して美麗は、最も食べやすいと踏んだフカヒレの姿煮を選択する。 小籠包に苦戦する満太郎だが、偶然エビチリのソースの上に置いた小籠包が辛味のため食べやすくなったことに気づき、チリソースに浸しながら食べ進めていく作戦に出る。一方のどの通りがよいフカヒレの姿煮を選択した美麗だったが、ここまでの闘いで予想以上に啜る力を消耗していたため噛んで飲み込まなくてはならなくなり、苦戦する。その結果、時間切れ時点では卓上の料理の残量は満太郎の方が多かったものの、満太郎が最後の一個の小籠包を全て口に入れていたのに対し美麗はフカヒレ半切れを残してしまっており、この差により百グラム差で満太郎が勝利した。
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