母音-子音とは? わかりやすく解説

母音+子音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 03:43 UTC 版)

ギリシア語」の記事における「母音+子音」の解説

以下の3つは υ の発音無声子音の前で無声音 [f] に、有声子音母音の前で有声音 [v] になる。

※この「母音+子音」の解説は、「ギリシア語」の解説の一部です。
「母音+子音」を含む「ギリシア語」の記事については、「ギリシア語」の概要を参照ください。


母音・子音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:59 UTC 版)

日本語」の記事における「母音・子音」の解説

母音の数は、奈良時代およびそれ以前には現在よりも多かった考えられる橋本進吉は、江戸時代の上代特殊仮名遣い研究再評価し記紀『万葉集』などの万葉仮名において「き・ひ・み・け・へ・め・こ・そ・と・の・も・よ・ろ」の表記2種類仮名存在することを指摘した甲類乙類称する。「も」は『古事記』のみで区別される)。橋本は、これらの仮名区別音韻上の区別に基づくもので、特に母音の差によるもの考えた橋本の説は、後続の研究者らによって、「母音の数がアイウエオ五つでなく、合計八を数えるもの」という8母音説と受け取られ定説化した異説として、服部四郎の6母音説などがある)。8母音区別平安時代にはなくなり現在のように5母音になったとみられる。なお、上代日本語語彙では、母音出現の仕方ウラル語族アルタイ語族母音調和法則類似しているとされる。 「は行」の子音は、奈良時代以前には [p] であったとみられる。すなわち、「はな(花)」は [pana](パナ)のように発音され可能性がある。[p] は遅くとも平安時代初期には無声両唇摩擦音 [ɸ] に変化していた。すなわち、「はな」は [ɸana](ファナとなっていた。中世末期に、ローマ字当時日本語記述したキリシタン資料多く残されているが、そこでは「は行」の文字が「fa, fi, fu, fe, fo」で転写されており、当時の「は行」は「ファフィ、フ、フェフォ」に近い発音であったことが分かる中世末期から江戸時代にかけて、「は行」の子音は [ɸ] から [h] へ移行した。ただし、「ふ」は [ɸ] のままに、「ひ」は [çi] になった現代でも引き続きこのように発音されている。 平安時代以降語中語尾の「は行」音が「わ行」音に変化するハ行転呼起こった。たとえば、「かは(川)」「かひ(貝)」「かふ(買)」「かへ(替)」「かほ(顔)」は、それまで [kaɸa] [kaɸi] [kaɸu] [kaɸe] [kaɸo] であったものが、[kawa] [kawi] [kau] [kawe] [kawo] になった。「はは(母)」も、キリシタン資料では「faua」(ハワ)と記された例があるなど、他の語同様にハ行転呼起こっていたことが知られる詳細は「ハ行転呼」を参照 このように、「は行」子音語頭おおむね [p] → [ɸ] → [h]、語中で [p] → [ɸ] → [w] と唇音衰退する方向推移したまた、関西で「う」を唇を丸めて発音する円唇母音)のに対し関東では唇を丸めず発音するが、これも唇音退化の例ととらえることができる。 「や行」の「え」([je]) の音が古代存在したことは、「あ行」の「え」の仮名別の文字書き分けられていたことから明らかである。平安時代初期成立したと見られる天地の詞」には「え」が2つ含まれており、「あ行」と「や行」の区別を示すものと考えられる。この区別10世紀の頃にはなくなっていたとみられ、970年成立の『口遊』に収録される「大為爾の歌」では「あ行」の「え」しかないこの頃には「あ行」と「や行」の「え」の発音はともに [je] になっていた。 「わ行」は、「わ」除いてあ行」との合流起きた平安時代末頃には、 「い」と「ゐ」(および語中語尾の「ひ」) 「え」と「ゑ」(および語中語尾の「へ」) 「お」と「を」(および語中語尾の「ほ」) が同一に帰した。3が同音になったのは11世紀末頃、1と2が同音になったのは12世紀末頃と考えられている。藤原定家の『下官集』(13世紀)では「お」・「を」、「い」・「ゐ」・「ひ」、「え」・「ゑ」・「へ」の仮名書き分け問題になっている当時発音は、1は現在の [i](イ)、2は [je](イェ)、3は [wo](ウォ)のようであった。 3が現在のように [o](オ)になったのは江戸時代であったとみられる18世紀の『音曲玉淵集』では、「お」「を」を「ウォ」と発音しないように説いている。 2が現在のように [e](エ)になったのは、新井白石東雅総論記述からすれば早くとも元禄享保頃(17世紀末から18世紀初頭以降、『謳曲英華抄』の記述からすれば18世紀中葉とみられる。 「が行の子音は、語中語尾ではいわゆる鼻濁音ガ行鼻音)の [ŋ] であった鼻濁音は、近代入って急速に勢力失い語頭と同じ破裂音の [ɡ] または摩擦音の [ɣ] に取って代わられつつある。今日鼻濁音表記する時は、「か行」の文字半濁点付して「カ􁟴ミ(鏡)」のように書くこともある。 「じ・ぢ」「ず・づ」の四つ仮名は、室町時代前期京都ではそれぞれ [ʑi], [i], [zu], [du] と発音されていたが、16世紀初め頃に「ち」「ぢ」が口蓋化し、「つ」「づ」が破擦音化した結果、「ぢ」「づ」の発音それぞれ [ʥi], [ʣu] となり、「じ」「ず」の音に近づいた。16世紀末のキリシタン資料ではそれぞれjigi」「zuzzu」など異なローマ字表されており、当時はまだ発音区別があったことが分かるが、当時既に混同始まっていたことも記録されている。17世紀末頃には発音区別京都ではほぼ消滅した考えられている(今も区別している方言もある)。「せ・ぜ」は「xeje」で表記されており、現在の「シェ・ジェ」に当たる [ɕe], [ʑe] であったことも分かっている。関東では室町時代末にすでに [se], [ze] の発音であったが、これはやがて西日本にも広がり19世紀中頃には京都でも一般化した。現在は東北九州などの一部に [ɕe], [ʑe] が残っている。

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