母音の調音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 00:56 UTC 版)
母音の場合にも調音部位を考えることは不可能ではないが、はっきりしたせばめが作られないため、通常は調音部位・調音方法による記述ではなく、狭さ(高さ)と前後(前寄り・奥寄り)、および唇の形によって記述する。これらは聴覚印象の違いを生理的な用語で置き換えたもので、純粋に音声生理学的に母音の調音を説明するのは難しい。 一部の接近音は母音とよく似ており、母音と同様に記述される。たとえば[j]と[i]、[w]と[u]、[ɥ]と[y]、[ɰ]と[ɯ]、[ɹ]と[ɚ]などが対応する。ただし、接近音の方が声道の狭まりが強い。
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