殺人鬼に対抗する者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:30 UTC 版)
サタニスター / ナックルスター 主人公。本名不明。星村教会を経営するシスターだが葉巻とアルコールをこよなく愛する生臭シスター。カップめんや油の多い肉を好むなど食生活も健康的とは言い難い。特殊な能力を持つ殺人鬼を退治する事を目的とする。命名の由来は「サタン + シスター」。 先祖代々サタニスターの家系。巨乳と腕周りの筋肉が身体的な特徴であり、かなりの怪力の持ち主でもある。武器は両拳に嵌めたナックルで、撲殺した殺人鬼たちの怨霊が宿っている。 自身の使命については、身勝手な理由で人を殺めては言い訳を行う人間が単に嫌いだからと話している。 バルキリーの攻撃で致命傷を受け、ナックルをいづみに託して死亡。死の間際に自ら命を絶つ事で、その魂をナックルに宿した。 なお、サタニスターとは闇バチカンに所属する「殺人鬼を狩るシスター」の総称であり、彼女自身のコードネームはあくまで「ナックルスター」である。 沢本いづみ(さわもと) 15歳。もう一人の主人公。中学生の眼鏡っ子で、携帯電話の通話料の肩代わりを強要されるなど陰湿なイジメに遭っている。サタニスターの所にイジメの相談に来た際、彼女と殺人者の戦いに巻き込まれる。 元々格闘技能などは皆無だったが、サタニスターにナックル由来の怨霊の宿るダブルヘッドクロスを授けられており、常人離れした戦闘能力を発揮するようになる。 元担任の力丸亜砂美との対決で、今までの弱い自分を変えるためロングヘアーになり、服装とメイクもストリート系に大きく変化させ、戦いに勝利する。最終的にサタニスターの後継者となる。 雷崎刑事(らいざき) サタニスターとは知り合い。娘・真美がキャンプに出かけた際にバルキリーにより殺され、復讐のために彼女を追っている。世界最強殺人鬼決定戦の予選ではデリバリー・ヘルの毒入り牛乳の事件の処理のため応援には来られなかったが、本戦では観客の一人として忍び込んでいた。 墓井田鉄郎(はかいだ てつろう) 体が機械の中学生。硬派ヤンキー気質の持ち主。元は番長風の巨漢であったが交通事故で死亡し、親友である米斗路の手により機械の体に記憶を移され機械人間として再起した。米斗路の「最強の人造人間を作る」という遺志に従い、自分の強さを証明するために(世界最強殺人鬼決定戦開催前に)サタニスターを襲撃するが、いづみからサタニスターが体調を崩していると聞かされて撤退。 殺された米斗路の敵を討つため、凶悪殺人犯のフリをして大会に参加。当初は狼風、ストーン・ビスケット、飴姫と共に行動していた。大会前の経緯からサタニスターからは憎悪されており、予選でいきなりタコ殴りにされて6時間失神する憂き目に遭う。それでも予選は1番乗りで通過し、メダル10枚を集めてシード権を獲得。 元いじめられっ子であり望まぬ形で大会に出場したいづみに危害が加わらないように振る舞うことが多く、いづみが対戦するはずであったバリーとの対戦を所望してカードの変更が為されたり、力丸と無理に戦わせないようにサタニスターに進言したりした。 バリーとの戦いでは一方的に攻められるも殺人歴が無いことが発覚して本戦参加資格を剥奪され、同時に命拾いする。後にサタニスター達と共闘する。 機械らしく攻守に優れ、大概の損傷は内蔵スペアパーツでの自己修復が可能である。死んだかと思われたところでこの自己修復能力を発揮した墓井田はマジェンカの頼みを受けてサタニスター達を助けに向かい、いづみに必殺技を教える。 伊看崎研(いかんざき けん) 関西弁を使う無免許の薬剤師。義侠心に篤く、殺人鬼を嫌っており、死者を増やさせないために大会に参加。 武器は自身が調合した薬品で、それぞれ小瓶に入れてネックレスのように首にぶら下げている。戦う時も相手を殺さず、行動不能にさせるだけの戦法をとる。最終戦に残った6人の内の1人であり、当初いづみは「薬使いは女として本能的に信用できない」と警戒して共闘関係を築くことを躊躇っていた。 殺人鬼を倒すサタニスター達を気に入り、後に彼女に回復作用のある良性のバクテリアを渡す。しかしこのとき負傷していたのはサタニスターといづみの二人だったが、彼の所持している回服薬は1つしかなかった。 後に、犠牲者の増加を食い止めるため、回復薬を持たず単独で夜の森の中バルキリーを捜す勇姿を見せたが、マタニティ・レッドの死体に気を取られている隙にバルキリーに殺害された。
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