欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜の意味・解説 

欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜(ポールウェポン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:07 UTC 版)

」の記事における「欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜(ポールウェポン)」の解説

パイク歩兵用の長槍。ボーディングパイク ハーフパイク クゥォーターパイク アールシェピースオウルパイクブリーチパイク ウィングド・スピア:敵兵深く刺し過ぎて抜けなくなることを防止するために刺し止め横手設けたスピア日本枝物(十字横手)に該当するとみることもできるランス騎士用の馬上槍重装騎兵用の突撃。コピア - ユサールが使う使い捨て馬上槍サイズ:元は草刈用の大鎌である。農民戦争の際に武器として転用した。戦闘用改造した物は戦鎌(ウォーサイス)と呼ばれる戦斧バトルアックスポールアックスデーン人用いていた戦斧起源としており、15世紀初期イギリス登場したとされている。 ロッホバー・アックス ジャッドバラ・アックス ビル英語版):切先内側曲がった鉈鎌。農民用いた鉈を長い柄の先にけたものともいわれている。背に引っ掛けるための鉤や設けたものもある。 ギザーム(ギサルメ:英):鎌斧に鉤や刺すための針状穂先取り付けたもの。ビルから発展したという説があるがこちらのほうが歴史が古いという研究バッティングするので詳細不明ロンコーネスコーピオン:英):ハルベルト一種とする文献も多いが、ビルという武器から発展したとする説が有力。またはギザームから発展したという説もある。長さ 2.2〜2.5m 重さ 2.5〜3.0kg ヴォウジェ(別名クト・ド・プレンシェ):ギサルメの発展型でハルベルト起源ハルバードハルベルト):に、斧や鉤状ピック性能併せ持った物。 バルディッシュ東ヨーロッパにおける西ヨーロッパハルバード相当するグレイブローマ刀剣グラディウス」が語源原型となったのはメソポタミア文明の頃から武器として使われていた農耕器具である大鎌という説と、北ヨーロッパ民族使っていたファルシオンに柄をつけたものとする2つの説がある。また、それとは別に18世紀末起こったフランス革命農民庶民牛刀洋出刃などの肉切り包丁を棒の先に付け簡易薙刀状の武器したものグレイブと呼ぶ。いずれにしても形状薙刀に近い長柄武器である。フォシャールフォチャード:英。鉤爪グレイヴ):グレイヴの刃の棟側に鉤爪取り付けたもの。 クーゼ:(13世紀16世紀イタリアなどの宮廷近衛兵用いられ華美に装飾され儀礼用のグレイブ三叉槍ルンカ(ランカ):(14世紀〜)パルチザンの1/3〜半分ほどの小さな三角形穂先付けた長槍イタリアなどの宮廷近衛兵用いた古代ローマ語で「ランス (槍)」という意味。パルチザン英語版):(16世紀〜)ルンカから発展した幅広大型三角形穂先付けた長槍斬る・突く機能特化した作りをしており、刃の部分にほとんどの重量集約されているので、特に斬撃において非常に高い性能を持つ。名前はパルチザンゲリラ)によく用いられたことから。 スペタム - 真ん中大きな穂と左右両側に穂がある短い両鎌槍折りたたみ式など様々なバリエーションがある。 ブランディストック - 真ん中大きな穂と左右両側針状の地小さな穂が飛び出て簡易三叉槍になる仕込み。 ショヴスリ:フランス語で『コウモリ』を意味する三角の穂の両側に翼を広げたような片刃の穂が付く。この両翼の刃は後述のキャンドルスティック同様深刺し防止攻防バトル・フックのように引っ掛け倒す・押さえることにも使う。コルセスカ:ショヴスリの両側の刃を前方長く伸ばし千鳥十文字槍のような形状したもの。穂は短い種類長い種類がある。 多叉穂の長柄武器ピッチフォーク熊手:もとは農民飼葉などの干草落ち葉集めすくうために用いた農具一揆反乱の際に武器として転用した。戦闘用特化したものはミリタリーフォーク呼ばれる。 キャンドルスティック:蝋燭立てからヒント得たといわれている。穂の元に円形皿状の鍔を設けてある。この鍔によって乱戦の際に敵に深く刺さりすぎて抜けなくなるということ防ぎ、また敵と刃を交じあわせる時に敵刃を受け止め攻防しやすくしたもの。ゴーデンダッグ(「こんにちわ」、または「よいお日柄」)という別称もあるが棍棒武器でるフレイルにも同じ別称の物がある。 バトル・フック:戈や薙鎌と同様引っ掛け為の鉤状長柄武器訓練しなくとも民兵敵兵捕らえ動き止められるよう簡便化されていた。欧州における捕具でもある。

※この「欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜(ポールウェポン)」の解説は、「槍」の解説の一部です。
「欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜(ポールウェポン)」を含む「槍」の記事については、「槍」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜」の関連用語

1
52% |||||

2
6% |||||

欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



欧州由来の槍及び長柄武器〜中世以降〜のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの槍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS