欧州由来の槍及び長柄武器〜古代以降〜(ポールウェポン)
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パズガノン アクーメン スピア:西洋諸国の殆どの槍の元祖となった竿状武具。ウィングドスピアー フリウリスピアー ボアスピアー(別名ハンティング・スピアー):イタリアで誕生した物はフォールディング・スピアーと呼ばれている。 ショートスピアー・ ロング・スピアー ジャベリン:投擲用の短槍。ピルム:構造上は銛に近い形状の投げ槍 ピルム・ムーリアリス:古代ローマの兵士が携帯した陣地の要塞化のための杭であると考えられているもの。 サリッサ:古代マケドニア王国で採用された前線方陣用の長槍。 アキュリス アザガイ(アセガイ・アセッガイとも):葉状の穂を持つ投擲狩猟兼用戦闘槍。 アンゴン イシジュラ ウム・コント ズパイン マルド・ギール ソリフェラム ハスタ 三叉槍:穂が三叉になった槍。海神ポセイドンの象徴のトライデントが有名。トライハスタ:ハスタの三叉槍と化したもの。四角柱のニードル状の刃を持ち剣闘士(網闘士)が他の剣闘士や大型猛獣と対戦させられる際に捕獲用の金属線網と共に使われた。 ロンパイア:見た目は長巻に類似しているが刃が湾曲した刀身の内側に鎌のように付いた長柄武器。全長2mのうち刃が1m前後あり、長柄武器ではあるがどちらかというと長巻と同様刀剣の部類に入る。トラキア人が茂みに潜み人馬の足を刈る、敵将の首級を挙げるなどの目的で使用した。ただし、鬱蒼と茂る森林では樹幹に長柄が引っかかるためあまり有効に活用できないとされている。
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