映画版でのぶりぶりざえもん
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「ぶりぶりざえもん」の記事における「映画版でのぶりぶりざえもん」の解説
第2作『ブリブリ王国の秘宝』にてぶりぶりざえもんそっくりのブリブリ魔人が登場。本人ではなくいわゆるスターシステムキャラクターである。ぶりぶりざえもん役の塩沢は別のキャラクターを演じている。 第3作『雲黒斎の野望』ではしんのすけの作り出したカンタムロボの必殺技の一つであるぶりぶりパンチで登場した。 第4作『ヘンダーランドの大冒険』で正式登場を果たす。しんのすけが使うスゲーナスゴイデスのトランプの魔法によってアクション仮面、カンタムロボとともに助っ人として呼び出された。他の2人がテレビ版と同じ強さのままで必殺技を使えるように、ぶりぶりざえもんもやはり原作通りのキャラクターであり、すぐ敵側に寝返ったりついさっき発案した作戦を失敗したり、さらに救い料を請求するといった定番が完全に取り入れられていた。敵側のス・ノーマン・パーに寝返ったところ受け入れられずに蹴り飛ばされ、しんのすけを含めた味方3人から叩きのめされる。しんのすけたちと共に、ノーマンを追い返すが、撤退時のノーマンに踏み潰されるという憂き目に遭った。その後、クレイ・G・マッドとの召喚され、寝返り案でアクション仮面とカンタムに蹴られまくった後、線路変更という打開策を思いついた。 第6作『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』では、大袋博士がたまたま拾ったしんのすけの落書き(ぶりぶりざえもん)を基に電子生命体を製作しその外見になったが、テロ集団「ブタのヒヅメ」の協力が介入したことにより最終的に世界中を混乱に陥れるためのバーチャル・ウイルスとして誕生してしまった。相変わらずしんのすけ似の下品な性格をしていた(登場時は後ろ向きで立ちションをしていた)が、テレビシリーズのような裏切り癖や図々しい物言いといった卑屈さは殆ど無かった。また、製作した者が大袋博士である為に、あくまで創造主でしかないしんのすけについては当然知らない。また、自分に対して尊大に命令してくるマウスとは終始相性が悪く、常に喧嘩状態にあった。マウスの命令で世界を大混乱に陥れようとした時、創造主であるしんのすけによって自らが「救いのヒーロー」として生み出されたという本当の経緯を聞かされ、しんのすけと和解するが、危険なウイルスとして製作してしまった大袋博士は、申し訳なさを感じながらぶりぶりざえもんを抹消する措置をとった。しかし、ぶりぶりざえもんは「救いのヒーロー」としてその運命を受け入れ、「またいつか、夕日を見る」事を願いながらしんのすけに別れを告げ散って逝き、その結末にしんのすけは涙を流した。爆発する「ブタのヒヅメ」のアジトからの脱出シーンでは、しんのすけの助けを求める声に反応するかの如く幻影となって現れ、危機に陥っていたしんのすけ達の乗る飛行船を救い、最後の最後で自らが望んだ「救いのヒーロー」としての役目を果たし、爆発し炎上するアジトの中に消えていった。エンディングではしんのすけが感謝の気持ちを込めて描いたぶりぶりざえもんの絵で、この映画のエンドカードを締めくくった。 短編映画『クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉』ではぶりぶりざえもん自身がアニメ化されており、ラストには『ぶりぶりざえもんの冒険 銀河篇』というアニメで救いのヒーローとして現れた。しかし紹介しただけで終わり、ぶりぶりざえもんが「終わるなーっ!!」と叫び、地球に落下した(その直後にこの映画そのもののエンディングが始まった)。 第7作『爆発!温泉わくわく大決戦』の中では、続編として『ぶりぶりざえもんの冒険 流星篇』が敵の巨大ロボットのテレビに映っていたが即座にニュースに変わった。そしてエンディングでは『ぶりぶりざえもんの冒険 ニューヨーク篇』が映っていた。ぶりぶりざえもんが「ニューヨークで入浴」というダジャレを言っただけで終わり、やはりぶりぶりざえもんが「終わるなーっ!!」と叫び、この映画を締めくくった。塩沢が死去した為、この作品以降21年間声が無い状態が続いた。 第11作『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』では催眠増幅装置「熱海サイ子」の力により地球にいる生物(およびそれを模した物体)全てがぶりぶりざえもんに変えられた。 第13作『伝説を呼ぶ ブリブリ3分ポッキリ大進撃』でもアクション仮面、カンタムロボとともに登場したが、しんのすけの描いた絵が紙ごと巨大化した姿であるため、声は出せずにふきだしで会話をしていた。しかし、紙だった為、全く役にも立たなかった。 第28作『激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』で21年ぶりに台詞が付き、映画では初めて神谷が声を担当した。この作品では、描いたものを水溶性ではあるが実体化させるミラクルクレヨンの力によってしんのすけが描いたぶりぶりざえもんの落書きが実体化した。第4作同様敵に寝返ったり何もしていないのに救い料を請求するなど原作通りの性格だったが、終盤にミラクルクレヨンの最後の欠片を母親を助けようとしたユウマに密かに渡し、自身はミラクルクレヨンを追うラクガキングダムの防衛大臣と鬼軍曹からバイクで逃亡を図るも捕まり、木に縛られ吊るされたまま雨に濡れてしまったため、自身を「救いのヒーロー」として創造したしんのすけに看取られながら溶けて消滅した。その後しんのすけらによって巨大ぶりぶりざえもんとして再び実体化し、尻に民家の屋根が刺さりながらもしんのすけらの声援を受けて地上に落下してきたラクガキングダムを救い、直後に自身も上昇するラクガキングダムへと導かれていった。
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