旧空港施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 06:29 UTC 版)
詳細は「新千歳空港#千歳飛行場/空港時代」を参照 戦後の民間航空再開に伴い、1951年から1963年まで基地北西側の米軍施設内に平屋建て120坪の旅客施設を設置し航空庁・気象庁事務所、航空会社事務所、コーヒーショップ、土産物店、郵便・電報・電話サービスを備えた。1960年には2階部分の一部増築を実施。 1963年には北東側に新設された民間航空地域に北海道空港が運営する「千歳空港ターミナルビル」を設置。1992年の新千歳空港ターミナルビル開業まで使用され、新千歳ターミナルへの移転後は1994年までにフィンガー施設や貨物ビルなどの関連施設を撤去しターミナル本館は改装の上1995年から商業施設「千歳ワールドマーケット・プレイスNEWS」に転用の後2001年に解体。当初は一部2階建て床面積3,416平米で竣工し、その後航空需要の増加を受け増築を重ね最終的に1982年の増築終了までに4階建て48,023平米に拡張。1980年には日本航空器材庫を改装した国際線ターミナルも設置され、80年代後半にはニューメディア技術を活用した情報サービス施設「HAPIS」(ハピス、Hokkaido Air-Port Information Service)やマルチビジョン「ハピス・マルチビジョン」も整備された。 旧ターミナル末期には日本初の空港オリジナルキャラクターとして「少年ディッパー」を制定し、「DIPPER & FRIENDS」として少女「ランちゃん」・牛「いく代」・ウサギ「ミミ」・キタキツネ「こん助」・エゾシカ「ロビン」・リス「チー坊」・熊「リトルベアー」のキャラクター群も設定された。 千歳空港ターミナルビル構成(1990年時点) 3階レストラン街「味の広場スカイニート」 見学送迎デッキ ゲームコーナー 2階出発ロビー 売店 千歳空港駅連絡歩道橋 郵便局 喫茶 銀行 団体待合室 VIP室 診療所 マルチビジョン「ハピス・マルチビジョン」27インチ画面縦4面・横8面計32面。 1階航空各社カウンター チケットロビー バゲージクレーム 到着ロビー 売店 靴磨きコーナー CDコーナー 食堂 水槽 総合案内カウンター 情報サービスシステム「HAPIS」(HOKKAIDO AIRPORT INFORMATION SERVICE) - ニューメディア技術を用いた情報サービス提供を行う案内所。HAPIS SPOT - ホテルやオリジナル品の予約、レーザーディスクによる文字情報提供を実施。2基の操作画面と壁面に縦3・横4の計12基の画面を備える。 HAPIS GUIDE - 空港内情報・観光情報・航空情報などをタッチパネル式画面で提供する。 HAPIS VISION - 幅1.8m・高さ1.35mの液晶画面で空港内情報・航空情報・商業情報・観光情報・ニュースなどを投影。 HAPIS BOARD - 広告・環境アートなどを3面回転で表示するトライビジョン。 HAPIS WINDOW - ショーケースによる商品展示や3基のビデオ画面による説明を展開。 HAPIS COMPANION - 情報案内、予約発券宅配、機器の説明などを実施。 理美容室 手荷物一時預かり所 ツアーデスク レンタカー案内コーナー
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