新城童夢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 21:49 UTC 版)
「ミラクルジャイアンツ童夢くん」の記事における「新城童夢」の解説
これらの魔球はそれぞれ、「童夢スペシャル○号」と呼ばれた。アニメ版ではストレート系が中心だが、漫画版は変化球系が中心になっている。当初の魔球は東京ドームの特質を利用したものだったが、アニメ版では3号、漫画版では4号以降、利用しなくなる。 スノーミラージュボール ナックルを浮き上がらせて打者の目の錯覚を誘う魔球。落合に見破られて撃破された。漫画版では2号扱いの物もある。こちらではメロディに打たれる。カルロスが魔打法で再現している。 レインボースパークボール 数多くのライバルを悩ませた分身魔球。当初は7つの分身だったが、メロディに打たれた後に、彼女のアドバイスにより改良が加えられ、倍の数に強化されたが、ドードには通用せず、一瞬で粉砕された。ちなみに、虎夫のコンピュータは投球フォームと変化球の握りから、ブーメランの如く弧を描きながら球が消える「スノーミラージュボール」の亜流と分析していた。(ブーメランの軌道を描く魔球は、漫画版では童夢スペシャル2号として実際に登場し、虎男はこの魔球の餌食となった)。 漫画版では、「童夢スペシャル3号」として登場する。東京ドームの照明が二重三重に見えたのをヒントに、カーブとスライダーの変化をミックスさせて7つに分身させる。紅跳馬に「必ずストライクゾーンを通過させる」事を見抜かれ、バント作戦で揺さ振りを掛けられた。学年版によっては、ドードを打ち取る際に分身せずにバットを圧し折る程の球威に特化したバージョンも存在する。 サンダーバキュームボール 現実ではまず不可能な、180 - 270km/hもの速度を誇る超剛速球。中畑の案をヒントに、夢の島で猛特訓を重ねて編み出した。上体をのけ反らせた反動を利用して球速を上げるのが狙いだったが、そこに左脚を振り下ろすことで真空を作り出し、空気圧の差で球を押し出すという加速手段を加えることで完成した。この3号より、ドームの力を一切利用しない魔球となる。 インパクトや破壊力は抜群のように見えるが、実は無理な投球フォームのために体力の消耗や左足への負担が非常に大きい、モーションが大きいために隙が大きくなり盗塁されやすい、ボールのコントロール性や投球後のバランスが非常に不安定、あまりの破壊力に捕球した捕手が負傷しやすい、実は球威は見た目程には無い…と言った数々の欠点が露呈してしまい、童夢は欠点を克服するためにジャイアンツの練習場で桑田のアドバイスを得て牽制球の練習を行ったり、千葉県銚子市の犬吠埼で自主合宿トレーニングを行い、一方の捕手たちも有田を中心にピッチングマシーンを改造して300km/hの剛速球を捕球する猛特訓を行ったり、特注グローブを開発してサンダーバキュームボールを完全に捕球出来るように備えた。その結果、前述の欠点はほぼ克服されている。 二度ドードを撃破して引退に追い込み、改良後は一般のプロ相手にも無敵を誇ったが、カルロスの魔打法の前に敗れた。外野に回った童夢のところへ偶然ボールが来て、この魔球をバックホームに利用し、ホームインしようとしたランナーをアウトにしたこともある。 ハイパースピンブラックホールボール ボールに強烈な回転を与える事で小型のブラックホールを発生させ、ボールに凄まじい球威を与え、更にブラックホールの吸引力でバッターに強制的にバットを振らせて凡打に打ち取る魔球。右投手の童夢が、一塁方向に身体を反転させ、手の平をバッターボックスに向けて払うようにして投げることを思いつき、強烈な回転を手に入れた。虎夫、メロディー、ドードの3人が童夢とカルロスのデータや資料を元に考案し、童夢がカルロスを撃破する為に生み出した魔球だったが、カルロスには僅か2球で見破られて通用しなかった。 カルロスとの戦いの後にも使用され続け、長期間童夢の魔球として君臨し続けたが、他球団に研究された結果バントに弱い弱点を露呈し(魔球の生み出す重力を逆に利用され、捕球しにくい為内野安打にされやすい)、慢心して球威が落ちた所を落合、中日打線に打たれてしまった。 ケンジスペシャルイリュージョンスペースワープボール ハイパースピンブラックホールボールを打たれた童夢が、北海道の大雪山での蜃気楼現象からヒントを得て大雪山での猛特訓の末に編み出した魔球。名前に人名「ケンジ」が入っているのは、猛特訓に付き合ってくれた彼への約束であったため。ボールの強烈な回転で蜃気楼を生み出し、何段階もの時間差で蜃気楼を出してタイミングを外す事の出来る魔球。今までの魔球のように見える球に実体が無いため、打者は翻弄されてしまう。夏のよく晴れた昼頃のみに使用可能。落合との対決に使用され、見事に打ち取った。
※この「新城童夢」の解説は、「ミラクルジャイアンツ童夢くん」の解説の一部です。
「新城童夢」を含む「ミラクルジャイアンツ童夢くん」の記事については、「ミラクルジャイアンツ童夢くん」の概要を参照ください。
- 新城童夢のページへのリンク