成長と強化 (マシンコンプリート)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:33 UTC 版)
「レーシングラグーン」の記事における「成長と強化 (マシンコンプリート)」の解説
本作に登場する車は、エンジン・シャシー・ボディという3種類の「ユニット」から構成されており、それぞれのユニットには、パーツ(ユニットの性能を強化するアイテム)を装備するための「ソケット」が設けられている。通常のRPGと同様にバトルをこなすことで経験値 を獲得し、ユニットのレベルを上げることでソケットの数が増えてゆく。ただしユニットの中には、高性能だがソケットがないものや、成長しない(ソケットはあるが増えない)ものもある。経験値は基本的にフィールドを走行している、所謂ザコ敵とのレースでのみ手に入る。 一部に装備できない組み合わせはあるが、規格や大きさの概念等は存在せず、「V型12気筒エンジンを搭載したスズキ・ワゴンR」や、「大型バス用のディーゼルエンジンを搭載した前輪駆動のランボルギーニ・カウンタック」など、非常に自由度の高い改造が行えるのも本作の特徴である。原則として明記されていない限りは、これらの改造に対する制約はない。 エンジン 車の動力性能(加速性能や最高速など)を左右するユニット。直列・V型・水平対向・ロータリーなどの型式が用意されており、仕様に関しても実際のカタログ・スペックと同等か、あるいはそれに近い値で表現されている(少数ながら架空のエンジンも収録されている)。 装備できるパーツは、過給機(ターボ・スーパーチャージャー)・ECU・ピストン・ハイカム・エアクリーナー・マフラー・フライホイールなどの代表的なものから、エンジンオイルやキャブレター、ロータリーエンジンのペリフェラルポート化といったマニアックなものまで多岐にわたる。パーツの組み合わせに制約はなく、マフラーを取り付けずに過給機でソケットを埋め尽くした場合などでも、通常走行できる。 シャシー 車の挙動(操作性や安定性など)に影響を与えるユニット。FF・FR・MR・RR・4WDという5種類の駆動方式が用意されており、エンジン同様、実在のモデルと同等のスペックか、それに近い仕様で収録されている。加速はもちろん、最高速への影響もある。ただし、本作における車の挙動は極めてゲーム的であり、車の推進力は高いが異常に横滑りしやすいという特性を示す。この癖は非常に強く、どれを選んでも「横方向のグリップが極端に低い」という基本特性に変わりはない。インターネット上では、独特な挙動に対する否定的な意見が散見される一方、簡単な操作でドリフト走行ができるカジュアルな仕様を支持する声も聞かれる。 装備可能なパーツには、操作性を向上させるタイヤ・サスペンション・ストラットバーや、デザインおよびカラーの異なる軽量ホイール(マグネシウムホイールはアイコン上はゴールド、ゲーム上は白のみ)、チキンレースで役に立つブレーキや、軽量化効果もあるマニュアルトランスミッション(MT)などがある。 本作ではMTを装備しない限り、ギアチェンジは自動で行われる(説明書には記載されていないが手動でも操作可能)。また、ほとんどのコーナー(カーブ)をサイドターンでクリアする仕様であるため、一般的なレースゲームと比べてフットブレーキの使用頻度は著しく低い。 ボディ 車の外観や空力性能に関係するユニット。GTエアロ(ワイドボディキット)・リアウイング・ディフューザーなどの、ダウンフォースを発生させて車の挙動を安定させる空力パーツ、カーボンボンネットやバケットシートなどの軽量化パーツに、運動性能を向上させる内装軽量化、ボディカラーやステッカーなどのドレスアップパーツが装備できる。ボディの大きさによる取り回しへの影響はかなり大きい。 ボディユニットも実在する車種をモデルにしており、本来の駆動方式と異なるシャシーユニットに装備すると外観が変化する。ただし、一部の敵車は本来の駆動方式と異なるシャシーを搭載しているのにもかかわらず、そのボディの本来の外観から変化していない場合もある。 それぞれのボディユニットには装備可能な駆動方式が予め設定されているが、ボディショップ(板金屋)で改造すれば全ての方式に対応させることが可能である。
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