成長と変化
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1979年春、ヴァージニア・ウィリアムソンはバイト誌をマグロウヒルに売却した。その後も含め創刊から約8年間、1983年までバイト誌の編集に関わり続け、その後マグロウヒルの副社長となった。1981年に IBM PC が登場すると、間もなく編集方針が変更された。徐々にDIY的記事を減らし、製品レビューを開始した。扱うハードウェアとソフトウェアの範囲は相変わらず広かったが、「何かをする方法」を示すのではなく、「何をするものか」や「どう働くのか」といった傾向の記事になっていった。中心はホビーパソコンとパーソナルコンピュータだが、個人が購入する可能性のあるコンピュータやソフトウェアなら何でも扱った。 1975年から1986年まで、表紙イラストは主に Robert Tinney が描いていた。1987年から製品の写真が表紙に使われるようになり、Steve Ciarcia の "Circuit Cellar" も連載終了となった。 1985年ごろ、BIX (Byte Information Exchange) というオンラインサービスを開始。テキストのみの電子掲示板サイトで、CoSy というソフトウェアを使っていた。接続はダイヤルインか、1時間単位の使用料が余分にかかる Tymnet(英語版) X.25 ネットワークを利用できる。月額使用料は13ドルで、X.25接続の場合は1時間1ドルかかる。CompuServeとは異なり、高速アクセスでも料金は変わらない。バイト誌のスタッフの多くがサービス運営に関わった。後にゲートウェイが設置され、システム外と電子メールで通信可能となった。 バイト誌は成長を続けた。1990年には1インチ(2.54cm)ほどの分厚い月刊誌となっており、読者層は主にプロの技術者となっていた。年間購読料は56ドルで、当時としては高額な部類である。1993年にはウェブサイトを開設した。byte.com というドメイン名を取得し、一部の記事をウェブ上にも掲載しはじめた。 日本、ブラジル、ドイツ、ヨルダンなど、海外にも姉妹誌ができた。
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