成長と寿命
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 03:17 UTC 版)
誕生したゾエア幼生は、はじめは中層を浮遊する。最初の脱皮以後は、水深15メートルから75メートルほどの海底付近を遊泳する。4回の脱皮を経てグラウコトエ幼生に変態、さらに1度の脱皮により甲長1.7ミリメートルほどの稚ガニになると、底生になる。ここまででおよそ2ヶ月を要する。 このあとも10回前後の脱皮を行いながら大きくなる。1年で10ミリメートル、2年で25ミリメートル、5年で40ミリメートルから85ミリメートル、6年で10センチメートルほどになる。成長は遅く、オス・メスとも10センチメートルほどで性成熟となるが、そこまでにおおむね10年を要する。 オスとメスでは寿命が異なり、オスは30年から31年程度、メスは25年ないし27年から34年程度と推定される。
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