思考・哲学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 13:39 UTC 版)
「博学」「知的」 と称され、儒教も勉強していた。メディア編集者からも「記者が何を期待しているのかをしっかりと把握し、具体的なエピソードとともに語ってくれる」「取れ高が素晴らしい」 といわれ、長らく三浦に着目してきたという経済学者の田中秀臣は、三浦の各インタビューや著書『日本製』、仕事観(「#仕事について」も参照)などから伺える深い洞察や思考の表出・言語化について触れ、「複雑な思考の上に構築された三浦春馬ワールドがある」「(ドストエフスキー原作の舞台『罪と罰』のインタビューなど)哲学者レベル」という。 「俳優として今いちばん興味があること」を訊かれた際には、三浦は「変に思われるかもしれませんが、よりよく生きること。いろいろな意味でよりよく生きれば、日々のマインドも波風立てられずに、仕事でもしっかり自分の役目を果たせるんじゃないかなと思うから」と答えている。また、自身のTwitterにて以下のように発信している。 明るみになる事が清いのか、明るみにならない事が清いのか…どの業界、職種でも、叩くだけ叩き、本人達の気力を奪っていく。皆んなが間違いを犯さない訳じゃないと思う。国力を高めるために、少しだけ戒める為に憤りだけじゃなく、立ち直る言葉を国民全員で紡ぎ出せないのか… — 三浦春馬、Twitter(2020年1月29日) この頃は、平和への思いをスピーチした「ソウルドラマアワード(英語版)アジアスター賞」授賞式や、また世界的ミュージカルスター シンシア・エリヴォ(英語版)との共演など、グローバルな活躍と併せて『日本製』の取材を完遂し出版に向けた準備を行っていた時期であるが、発信の真意については不明である。本ツイートは様々な憶測を呼び、三浦への一方的な誹謗中傷も寄せられる事態となったが、三浦は当該ツイートを削除することはなかった。一切の反論などもしていない。 『日本製』に関するインタビューでは、「日本は島国なので多くのことは大陸から学んだのかもしれないが、限られた土地の中で一生懸命に試行錯誤して、自分たちの文化にしてきた。日本人は古くから目に見えない菌を使ってたくさんの発酵食品をつくってきたが、この連載を通して改めて47都道府県を見るに、その土地で試行錯誤を繰り返して、自分たちの技術として培ってきたものというのは、発酵と同じようなことが言えるんじゃないかと思う。日本における素晴らしい技術や、繊細な思いやりは、その製品がより洗練されるための栄養素になっていて、「日本の伝統工芸や文化の強みは」と聞かれたら、声を大きくして「発酵の精神」というものがあると言えるし、そのことに気づかせてもらったと思っている」と述べている。 愛読書は以下を挙げている。 『3週間続ければ一生が変わる : あなたを変える101の英知』(原題:Who will cry when you die? )ロビン・シャーマ(英語版)著,北澤和彦 訳(海竜社).mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:linear-gradient(transparent,transparent),url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:linear-gradient(transparent,transparent),url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:linear-gradient(transparent,transparent),url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:linear-gradient(transparent,transparent),url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4759310962 :「自信の形成を助けてくれる・自分を高めてくれる」「特にウッドロー・ウィルソン元大統領の言葉に感銘を受けた」 『旅をする木』星野道夫 著(文春文庫)ISBN 4-16-751502-4 :「(アラスカの)写真はもちろん言葉もとても美しく、自分の調子が悪かった時、彼の使う言葉に癒され元気づけられた。いつか必ず自分もアラスカに行きたい。自然と共存して生きていく中で生まれるインスピレーションを自分も体感したい」 『メソード演技』エドワード・D イースティ著,米村晰 訳(劇書房)ISBN 4-87574-501-X :「”役をいかに表現するか”を考える作業は好き。これまで演技論を勉強する機会がなかった自分にとって、非常にためになった一冊」 『論語と算盤』渋沢栄一著(角川ソフィア文庫)ISBN 4044090017:『天外者』の五代友厚役を演じるに際し、五代が学んだであろう『論語』と併せて読んだという。「役作りにおけるヒントが色々と散りばめられすごく参考になった。何かものを考える時は『論語と算盤』の「論語的考え方」を持ち合わせられたらいいなと思えるようになり、とても影響を受けた。素晴らしい本。「なんか調子悪いな」っていう時に読んでもいいんだろうなと思う」
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