彼岸荘の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/30 06:19 UTC 版)
麻生妙子(あそう たえこ) 声:島本須美 「彼岸荘」を管理し、住人たちからは「管理人さん」と呼ばれ慕われているが、実際は祖父から彼岸荘を受け継いだ「大家」である。かなりのしっかり者で毎朝住人全員の朝食を作っている。現役高校生なのだが容姿はかなり大人っぽく、叶が妙子の制服姿を見たときコスプレと言われたらあっさり信じるほどで、同級生からはマダムと呼ばれている。耕太は登校時間は寝ているため第14話まで高校生だったことを知らず、年齢も自分より年上の28歳くらいだと思っていた。スタイルもかなり良く遥からは熟女ボディと言われている。管理人たるもの住人のことを知っておかなければならない」と思っているらしく、オタク言語や知識を勉強している。ドラマCDのCMにて日本一有名な管理人さんと同じ声だったため、耕太に「本物連れて来ちゃったー!!」と言われていた。 新田千尋(にった ちひろ) 声:間島淳司 「彼岸荘」201号室の住人。通称・にっち。耕太の高校時代からの先輩で、望がいなくなったことで傷心中だった耕太を3日間監禁し、『同級生2』をオールクリアさせ、耕太をオタク色に染め上げた張本人である。叶の母親である幸村望とは幼馴染の間柄で、付き合いは耕太よりも長く、望に耕太を紹介したのも彼である。真性のロリコンであり、叶の天敵である。初めて叶を見たとき「ろりっこー!!」と叫び、本気で持ち帰ろうとして耕太に窓から落とされた。無職ゆえによく昼飯を耕太に奢らせたりしているが、耕太が娘絡みで悩んでるときにはさり気無くアドバイスをしてあげたりする場面があるなど、根はいい人物。甘い物が切れてしまうと少女への欲求が抑えきれないという特性を持っており、彼岸荘で甘いお菓子が出るのもにっちの欲求を抑えるためであり、糖分が多ければ多いほど効果が増すようで、本来の糖分50%増しのあんパンを食べた時は表情と人格までもが変わってしまった。「非公式 ☆かなうたんファンサイト☆」という自身のサイトを立ち上げており、叶はパソコンの授業で自分の名前で検索をかけた際にこのサイトを発見してしまった。住人には内緒で彼岸荘の屋根裏部屋を自分専用の部屋に改造しており、真美から叶を隠す際、千尋は叶をこの部屋に引きずり込んだ。 森田宗助(もりた そうすけ) 声:大川透 「彼岸荘」101 - 103号室の住人。通称・先生。住人の中でもっとも長く彼岸荘に住んでいる人物。耕太は最初、叶は彼の娘だと思っていた。正体を知らない人の前では彼もクレアラシル☆森羅のアシスタントの一人ということになっているが、実は彼自身がクレアラシル☆森羅である。年齢は38歳だが、未だ童貞。世界中の少女の幸せが自身の望みらしく、その言葉を誤解した叶は即座にドン引きした。若い頃から『うる星やつら』が好きで、現在もコミケで同人誌を販売しており、自らラムのコスプレをして売り子をしている。耕太と叶はその姿を見て、あまりのインパクトにすぐさま逃げ出してしまった。彼岸荘を一刻館のようにする野望を持っており、同じくオタクである耕太、千尋、遥、長門の4人も賛成している。小説版においてはアーミーマニアであることも判明している。 有坂遥(ありさか はるか) 声:嶋村侑 「彼岸荘」205号室の住人。人を盾にしないと他人と話すことが出来ないという変わった特性を持っている。年齢は17歳で高校生。かつては長期欠席の身であり、妙子の悩みの種になっていたが、コミケでの姉の陵との一件以降、学業に復帰する。「ハルハル亭」という同人サークルで、ハルルンというペンネームを用いて漫画を描いている。彼女も耕太同様、クレアラシル☆森羅のアシスタントの一人であったが、学業復帰後はアシスタントを辞めている。耕太とは馬が合わず、しょっちゅういがみ合う仲であったが、耕太が叶と共に暮らすようになってから耕太自身が変わってきていることに気づき、内心では耕太のことを認めてきている。コミケで自分の作品を否定されて以来、自分と対照的な姉にコンプレックスを抱き、姉を真似た言動をとっていた。高校でも妙子以外に友人がおらず、小学生の叶よりも胸が小さいことから、身体測定をきっかけに不登校となってしまう。学業復帰後は陵を真似た髪形を止め、今までのイメージを一新させるが、耕太に「ツンデレキャラっぽい」と言われてしまった。 長門司(ながと つかさ) 「彼岸荘」203号室の住人。その存在感の無さから、他の住人たちと仲良くしたいのにいつも周りに気づいてもらえない可哀相な人物。それゆえ、住人1人1人とちゃんと顔を合わせたことすらなく、遥には「その人ホントにここに住んでるの?」とまで言われている。いつもマント的な布で体を隠しているため顔が見えず、叶が長門とぶつかった時、「誰!?こんなところに布っ切れ置いたのー!?」と言われてしまった。 ソーイチローさん(そーいちろー) 叶が彼岸荘の裏の空き地から捨てられていたのを拾ってきた子犬。先生の野望の為もあって、妙子を除き、叶も含めた満場一致で「ソーイチロー」という名前に決定した。今や彼岸荘のマスコット的存在であるが、後にメスということが判明する。
※この「彼岸荘の住人」の解説は、「おたくの娘さん」の解説の一部です。
「彼岸荘の住人」を含む「おたくの娘さん」の記事については、「おたくの娘さん」の概要を参照ください。
- 彼岸荘の住人のページへのリンク