幕末から維新へとは? わかりやすく解説

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幕末から維新へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 05:47 UTC 版)

関藤藤陰」の記事における「幕末から維新へ」の解説

福山に戻ると、主君正弘が遺した誠之館運営藩主阿部正教正弘の甥・養子)の教育にあたる。ところが、わずか3年正教急死、跡をその弟の阿部正方継承し陰は君側御用となった文久3年1863年)、警備のために藩兵を率いて京都に向かうことになった主君諮問答えて国論主義書』を著す。この中で近いうちに徳川将軍家朝廷が争う事態になる可能性指摘した上で阿部家徳川家朝廷恭順に導くのが譜代大名としての忠義であることを説いた。やがて幕府による長州征伐決定されると、日本国内混乱が増すばかりであることを正方訴えて出陣諫めるものの聞き入れられ出陣する。だが、藩主正方陣中で病に倒れ指揮家老内藤右衛門委ね粕渕島根県邑智郡)に留まるが、本隊石見国益田島根県益田市)で大村益次郎率い長州藩交戦して敗走するその後幕府軍長州藩敗北したため撤兵することになった慶応3年1867年)、正方は無嗣のまま病死。これにより本来、阿部家お家断絶となるはずであるが、大政奉還からわずか1か月後の混乱期乗じて正方寝室においたまま、未だに病気であると偽りの発表続けたそうこうしているうちに戊辰戦争発生し徳川譜代であり帰趨鮮明にしない福山藩に対して長州藩の軍が福山城向かって進撃陰は重臣達と対応を協議し、かつて著した国論主義書』の趣意通り新政府軍加わってその中で徳川家を救う方法考えるという方針となり、福山藩家老三浦義建と共に藩を代表して長州藩との交渉行った長州藩側はここで初め福山藩藩主不在事実確認して対応を協議し新政府参加していた広島藩主・浅野長勲実弟・正桓を次期藩主として迎え入れることを条件福山藩恭順許されることになった。しかし、新政府加わり徳川家救おうとする陰の意図とは裏腹に福山藩新政府命じられるがままであった明治2年1869年)、版籍奉還によってその職務終え隠居廃藩置県後旧藩主・正桓の要請によって阿部家家政差配(かつての側用人)に就任して東京移住。正桓の相談役をつとめながら、『文章規範筆記』『阿部家傳』『詩書筆記』などを著述して晩年過ごした明治9年1876年)、死去。墓は主君阿部正弘と同じ谷中墓地内にある。 昭和3年1928年)、正五位追贈された。

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幕末から維新へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:57 UTC 版)

藤波教忠」の記事における「幕末から維新へ」の解説

安政5年3月12日1858年4月25日)、日米修好通商条約締結条約案について、その内容撤回要求する書状連署した廷臣八十八卿列参事件)。 文久2年5月11日1862年6月8日)には、非蔵人の行う国事書類筆写を担う国事御用書記一人任じられた。しかし、同年12月9日1863年1月28日)に国事御用掛設置されたことにより解任される。元治元年6月25日1864年7月28日)には、関白二条斉敬に対して横浜鎖港実施幕府要求する一条家門流三十八卿建議参加している。 こうした動きむなしく明治維新迎えた

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