市内路線用
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ワンマン化以来、後乗り前降り(または中乗り前降り)の運賃後払い方式は変わっていないが、車体のタイプは以下のような変遷を辿っている。ただし、各営業所への車両の配備状況により、当てはまらない場合もある。1976年(昭和51年)までに導入された大型車及び1981年(昭和56年)までに導入された中型車は前中折戸車(中乗り前降り)であった。この年以降は、前後折戸(後乗り前降り)車の導入が続いた。 現行の前中4枚折戸車(中乗り前降り)は、2度の試験導入(1988年(昭和63年)及び1992年(平成4年))を経た後、1996年(平成8年)から採用されている。また、いわゆる「ワンステップバス」(車椅子による乗り降り可能)も、1997年の試験導入を経て、2001年(平成13年)より導入されている。 2006年(平成18年)からはノンステップバスの導入も行われている。 小型の路線車も比較的早い時期から導入されている。1980年代頃から、三菱MJ117F(特注仕様)などを導入し、長崎市内の傾斜地の住宅地などの狭隘路線を開設した。1996年(平成8年)以降は「ポニーバス」の愛称で日野・リエッセが本格導入され、矢上地区や諫早市内でも新規路線の開設が進められた。リエッセの生産終了後は、代替としてリエッセII・ロングボデーが導入されている。 2011年(平成23年)には、元・長崎市コミュニティバス「らんらん」の車両を譲受し、1960-70年代の県営バス復刻塗装を施して、同年12月より長崎市内中心部を循環する「ながさきお買いものバス」を開設した。その後、2015年(平成27年)4月以降は当該車両を片淵 - 長崎駅前線に転用し、「ながさきお買いものバス」は廃止となった。 市内路線で使用される中古車両は、2009年(平成21年)に横浜市営バスからいすゞ車、羽田京急バスから三菱車がそれぞれ初めて導入され、その後も横浜市営バスの中古車両を中心に数を増やしている。2014年(平成26年)からは東京都営バスの中古車両の導入も行われている。 前中4枚折戸車の試験導入前後には、吊り革の輪の部分を2本のベルトでV字型に支える方式が採用されていたが、本格採用には至らなかった。 「ポニーバス」8C17 新車で導入された中型車の例 4F53 中古車両の例 1B53(元横浜市交通局車両)
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市内路線用
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長崎県営バスの車両は、1956年(昭和31年)度の購入車から、屋根を灰色に塗り、前面及び側面の上半分をカーキ色、下半分を緑色とした長崎電気軌道の旧型車に似たツートンカラーを採用していた。その後、長距離路線車や貸切車が別のデザインに移行する一方で、市内路線車にはこの塗色が1982年(昭和57年)まで長期にわたって使用され、県営バスが「青バス」の愛称で呼ばれることとなるきっかけとなった。車体前面にはメーカーエンブレム(スリーダイヤ+FUSOエンブレムなど)が、側面には旧長崎県章がペイント描きで掲出されていた。 1983年(昭和58年)からは、青みを帯びたクリーム色に青色のラインを入れた青基調カラーに変更され、車体前面にも旧長崎県章が掲出されるようになった。それまでの緑基調カラーの車両も順次この塗装に変更された(ギャラリー参照)。 そして1991年(平成3年)からは、現在のロンドンバスをベースにした赤基調カラーが採用され、1996年(平成8年)からは同局のマスコット「ポポル」も描かれている。ただし同年導入車は旧長崎県章が車体前面及び側面に掲出されていたのに対し、1992年(平成4年)及び1993年(平成5年)前期導入車では掲出されず、同年後期導入車より現在の長崎県章が入った交通局章が掲出されるようになり、他の旧長崎県章掲出車もこれに取り替えられた。また、この時点で残っていた緑・青基調カラーの車両も順次赤基調カラーに変更された。 この赤基調カラーは、導入以来車体全面を赤色としていたが、2010年代以降に導入された車両からは屋根を白色に変更している。 なお青基調の期間が8年と短かったこともあって、緑から青、さらに赤と2度塗り替えられた車両、また少数ながら緑から青を飛び越して赤に塗り替えられた車輌もある。 また市内路線であっても、一部の営業所では長距離路線用カラーが使用されていた。 1956年の導入車から20年以上に渡り使用されたツートンカラー(1959年頃撮影) 1980年代から90年代まで使用された青基調の市内路線用車塗装(5242 1993年8月撮影) 1991年の導入車から採用されている赤基調の市内路線用車塗装(4A11)
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