屋根・天井
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 08:05 UTC 版)
「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の記事における「屋根・天井」の解説
金華山から続く山並みを想起させる、波打つような木造屋根が特徴である。屋根の大きさは南北約80m・東西約90mであり、幅12cm、長さ12m、厚さ2cmの細長いヒノキ板を正三角形に見えるように組んで造っている。屋根にはマウンドと呼ばれる13か所の突起部があり、マウンドの高さは最大4mである。 マウンドの影響で屋根は緩やかにうねっているが、これほど大きな規模のうねりのある屋根を木材で造るのは世界初である。うねりの関係で板と板の交点は直線状に並ばず微妙に曲がるため、現場で実物大模型を作成して課題を解決し、23,000か所の座標をはじき出して施工を進めた。全国から160人の造作大工が参加しており、建設途中には建築関係者の視察が相次いだ。ヒノキ板は岐阜県産の東濃ひのきである。1階の天井はヒノキ集成材のルーバー天井としており、ダクトや配管を見せる構造としている。
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屋根・天井
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:27 UTC 版)
屋根は三角形を組み合わせた構造をしており、設計者の伊藤は「リーフライン」と呼んでいる。それぞれの三角形は形状や勾配が異なっており、館内から天井を見上げると、森の中で木々を見上げたように感じられる。天井は鉄骨の架構で支えており、屋根の勾配は雨水を建物の外周に流すように計算されている。構造設計を担当した金箱構造設計事務所の金箱温春は、地方の建設会社や鉄骨製作会社でも造りやすく費用も抑えられるよう、屋根のH形鋼の梁と鋼管柱の接合部を基本的にピン接合とし、剛接合を極力減らして簡素化した。 単板積層材(LVL)でできた天井のルーバーは、三角形の形状・勾配に関わらず、すべて同一方向に揃えている。ルーバーから差し込む光は木漏れ日をイメージしている。 天井に勾配を付けることで、天井の高いところは賑いの場、低いところは静かで落ち着く場を創出し、緩やかに空間を区切っている。夜間には、天井が館内の光を反射して、駅前広場を照らし出す。
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屋根・天井
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:00 UTC 版)
屋根は周回部分が「スカイホール」に当たり、波打った独特の形状をしている。中央部の直径76mの部分はポリカーボネートになっており、自然光を取り入れることが可能になっている。屋根の最高部は地上からの高さ83mとなっている。 天井の中央部には「スーパーリング」と呼ばれる反響板と遮光板を兼ねたものが吊り下げられている。外側の6つのリング状のものと中央の1つの皿状のものからなり、一番外側のものは固定され他の6つのものが上下する仕組みとなっている。内側に向かって下る傾斜がつけられており、全て上に引き上げられた場合はその隙間から自然光を取り入れることができる。この時のグラウンドからの天井高は72mとなる。内側から4枚目のリングに合わせて内側3枚のリングを下げれば光を漏らさない状態となり、この時の天井高は60mである。固定式の外側のリングの高さに全ての高さを揃えれば自然光を取り入れつつ空白感を軽減する展示会モードとなる。外側のリングに合わせて6枚のリングの端をそろえるように下げていくと天井高が36mとなり、残響時間を減らすことができる。このシステムは音響の面からアーティストに好評であった。 しかし、このシステムの制御装置の電子部品が製造中止となり、万が一故障した場合修理に多大な時間と費用が掛かることになること、天井が低い位置で停止した場合には野球開催に、高い位置で停止した場合は昼間のコンサート開催に支障が出るために、2004年8月頃から高さ60mの位置で固定してこのシステムは使用していない。ただし、中央のものにはスピーカーが備えられていることもあり、現在も補修・取替えのために地表面まで降ろすことがある。 中央部からバックスクリーン方向にかけては「グリッドトラス」と呼称される鉄骨を吊り下げることができる。下面にはフックがつけられており、ウインチなどを介して照明やスピーカーなど用のバトンを吊り下げることができる。ただし、規模が小さい、他のドームには同等のシステムが無いなどの理由で単発コンサートでの利用が多い。未使用時はバックスクリーンの上部辺りの天井に収納されており、取り付け位置を変更する際はグラウンドを転がす。そのため方向固定式のタイヤがつけられている。フックはスーパーリングにも設けられているが現在では固定されたために使用できない。 開業当初は天井高を36mまで下げた状態でスーパーリングに「ウォールカーテン」と呼ばれる仕切り幕を吊り下げ、ドーム内を二分した状態でコンサートを行う想定もあった。
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